因襲と伝統とはちがう、伝統はわれわれの生活の中に、仕事の中に生きて来るものでなければならない。現在の生き甲斐から過去を有効的に捉え、価値として再評価する。そのときに、現在の問題として浮かび上がってくるのです。古いものは常に新しい時代に見かえされることによって、つまり、否定的肯定によって価値づけられる。そして伝統になる。従って伝統は過去ではなく現在のものだといえます。
“日本の伝統 (知恵の森文庫)” (岡本 太郎) P.270
継続して貫くことと変えていくこと。絶対的否定や絶対的肯定でなく、否定的肯定の視点。僕は常に恐怖する。
「他者が僕へ言葉をかけられるよう僕は常に開いているか」
知識に触れれば触れるほど、閉じていく。絶対的否定か絶対的肯定。閉じている。誰も問いかけてこない。
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