社内情報共有にブログ

社内情報共有に「ブログ+RSS」が浮上:ITpro

サッポロ飲料は2006年4月、社内ブログの立ち上げと同時に、サーバー型RSSリーダーを導入した。営業情報や新商品の発売情報、顧客窓口への問い合わせ内容など7種のブログを用意。閲覧だけでなく、500人いる全社員が書き込むことによる情報の充実を目指す。

この手の記事に対して、「大企業の話」と反応する人を見聞する。数年前なら一理あると頷いたけど、最近では、はたしてほんとうにそうかと訝る。というのも、コミュニケーションと業務効率の問題を混同しているように思う。

社内ブログとファイルサーバーを連動させれば、

  • ファイルへリンクをはって告知
  • 画像を貼り付けられる
  • 記録が残る

といった初歩的な活用からでも得られる効果は大。今ならFUJITSU ScanSnap(スキャンスナップ) S510を使えばPDF化は容易。そのPDFをどんどんブログで貼り付けて告知していけばいい。

デジカメで撮影した画像を記録として貼り付けてたり、YouTubeに映像をupして共有してもいい。

記録が残り、検索も容易で、かつ文字から得られる情報によって視覚を刺激した議論を重ねられる。

ただし、ひとつ懸念が残る。それは、「アウトプットできない組織」ということを認識する可能性。ブログはやってみればわかる。それは、「アウトプットは難しい」のではなく、「アウトプットするためのコンテンツを持っているかどうか」という事実に直面すること。

「書くのは苦手」とコメントする人の中に、文字どおり「ほんとうに苦手」な人はいるのだろう。話すのが苦手と同じ。でも、「書くのは苦手」のなかに、実は、「書くためのコンテンツを持っていない」と自覚している人はどの程度か。

それに気づくだけでも社内ブログをはじめた値打ちがある(と思いますよ)。