[Review]: かけがえのなもの

ハンス・セリエというオーストリア生まれの医者がいます。[…]この人はウィーン生まれで、お父さんはオーストリアの貴族でした。しかし第一次世界大戦が起こってオーストリア・ハンガリー帝国が分解してしまいます。今の小… 続きを読む [Review]: かけがえのなもの

[Review]: 人に言えない習慣、罪深い愉しみ―読書中毒者の懺悔

ブログで本の感想を書き散らしていると、他の人が何を読んでいるのか気になる。やがて「どんな読み方」をしているのか読みたくなる。それが高じると作家や詩人が執筆した書評を読みたくなる。そして、『人に言えない習慣、罪深い愉しみ―… 続きを読む [Review]: 人に言えない習慣、罪深い愉しみ―読書中毒者の懺悔

[Review]: 正しく生きるとはどういうことか

前作、『他人と深く関わらずに生きるには』と比べても内容に大差はない。ただ、いくぶん受ける印象が変わった。理由は前景に思想がおかれたから。前作は後景に思想があった。思想を前景か後景のどちらに描くかは、作品の仕上がりに影響を… 続きを読む [Review]: 正しく生きるとはどういうことか

[Review]: 他人と深く関わらずに生きるには

『やがて消えゆく我が身なら』が「身も蓋もない話」なら本書もやはり身も蓋もない話だ。ただ、それを「身も蓋もある話」に変換する知性が私に求められる。歯に衣着せぬ物言いが心地よい。 他人と深く関わらずに生きる、とは自分勝手に生… 続きを読む [Review]: 他人と深く関わらずに生きるには

[Review]: ことばの顔

ことばはいつもちぐはぐだ。いつも過剰、いつも過少。ことばはそうしたずれを孕んだままでやりとりされる。充足したコミュニケーションなどというものは思ってみたこともない。だが、ことばを表現とか記号というふうにかんがえずに、ふる… 続きを読む [Review]: ことばの顔