RIP SLYMEの新曲がラジオから聞こえてくる。その回数がふえていると感じるのは、気のせいであろうか?さらに、それが、ある神聖なる日にむけて国民を熱狂させるために流されているのだと考えるのは被害妄想であろうか?
OFFICIAL HPを訪問すると、ファンのわたくしでも、「おや、商売替えしたのか?」と見紛うオブジェがいきなり飛びこんでくる。わたくしにとってはたいへん刺激的なオブジェである。ここに、熱狂的ファンではあるが、あえて遺憾の意を表明したい。
わたくしは陰謀論なるものを好むほうでは決してない。しかし、こと神聖なる日だけは、例外かもしれない。というのも、この制度を考案した企業の社長は、たいへんなモテ系か、もしくはとんでもない非モテ系でなかろうかと邪推するからである。
前者なら、「世の中のすべての女性からもらってやる」と知謀をはたらかせたかもしれず、後者なら、「世の中のすべての女性にお金を使わせてやる」と策謀をめぐらせたのかもしれない。どちらにせよ見事な戦略である。
そして、その知謀か策謀に翻弄されているのがわたくしだ。その日になると、落ち着きがなくなり、仕事が手につかない。ちなみに、仕事をしない日はない。ただし、わたくしには、仕事を休むと決めている二つの約束ごとがある。それは、体調がワルイときと、イイときである。前者であれば就寝して英気を養い、後者であればそんなにイイなら体を動かした方が良い。そんな仕事熱心なわたくしが、仕事の手をとめざるを得なくなる。しまいには動悸がはげしくなる。
なぜなら、わたくしのもとへブツが届けられるかどうかに心が奪われるからである。
この制度は、「本命」「義理」「空」という3つの要素から構成される。届けられたブツが、
- 「本命」であれば、不倫ではないかと終日妄想しなくてはならず(妻でないことは確信している)、
- 「義理」であれば、いつ・どこで・なにゆえに・誰が・なにを、どのようにしたのか沈思黙考せねばならず(義理を果たされるような行為をおこなっていないと確信している)、
- 「空」であれば、そのような暴挙が許されてよいのかと夢想せねば(目の前のブツは透明だと確信している)
なるまい。
以上、RIP SLYMEの新曲に真綿で首をしめられるような思いをしながら神聖なる日を迎える所存である。そして、本命でも義理でも空でもないブツが届くやもしれぬと第六感がささやくので、今からおびえている。
最後に、以前にふれたわたくしの簡単な人物寸描について、書き忘れたことを付記しておく。それは、たいへん忘れやすいという性質をもっている点である。ゆえに、「カカオの実をいってすりつぶし、砂糖・カカオバター・ミルク・香料などを加えて練り固めた菓子」が、2月14日付けでわたくしのところへ届くように、わたくしが注文したことも忘れているのである。