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2Pのパラドックス

泉あいさんが、「取材をお休みします」とエントリーされたのを拝読して、何となく「オーバーラップするな」って感じたので、少しだけキーボードを叩きたくなった。そして、今日(昨日か)お会いしたクライアントから勇気をもらったから。

泉あいさんは、ブロゴスフィアでは著明な方だが(って独断している)、一般のマスメディア、というか世間では、まだあまり認知されていないのじゃないかな。

ブロゴスフィアとリアルのギャップ、これが現実なんだと、改めて認識した。マズローになぞらえると、step5を描いていても、step1,2の問題を解決できないと、途端に立ちゆかなくなる。

誤解のないようにしておくと、僕は、泉さんの活動をノンポリ風に応援している。それは、自分にはできないことだし、今のジャーナリズムに風穴を開けてほしいから。右か左か、是か非かの一元的論立てではなく、多様性が論じられ、そこから次の世代に継承される価値創造の「情報社会」になってほしいという願いから。ただし、“連続性”と“多様性”が今の僕のトレンドなので、願いにバイアスがかかっているだろうけど。

職は違えど泉さんの状況と、今の自分の悩みは似ているのかもしれない。あっ、僕の場合、そんな志が高いものでもなんでもないけど。あくまで、構造的類似ってところだけ。

「プライベート」と「パブリック」、大なり小なり自分のなかに存在する二面性、そこから派生する多様性を認知する自分を、なんとか「二重人格」という稚拙なプラス思考的表現で、今まで繕ってきた。

仮に、今、自分に降りかかろうとしている「できごと」を、「プライベート」として独白しようする。しかし、このテキストをクライアントが読まれていたなら、いらぬ“気づかい”を生んでしまうおそれがある。

一方で、アウトプットする日常に慣れてくると、自分の思考を整理する意味でも、「プライベート」な立ち居振る舞いでコンテクストにしてみたくなる。

プライベートで告白すれば、パブリックに歪みが生まれ、パブリックを慮れば、プライベートで自家中毒する。このバカげた2Pのパラドックスを消化できる“知性”と“勇気”を持ち合わせていないのが、何よりの欠陥なのだと、かみわけられてきている。

情けない話だ。この年になってまで、自分が尊敬する両親に心配をかけるのは。そして、このエントリーを書いてしまう性根のなさに。