中道を行く

芝桜?

富貴を浮雲とするの風有り。而れども必ずしも岩棲穴処せず。泉石を膏肓とするの癖無し。而れども常に自ら酒に酔い詩に耽る。競逐は人に聴するも、而も尽く酔うを嫌わず。恬淡は己に適うも、而も独りにては醒むるを誇らず。

“菜根譚” P.286

実体があるとする考えに拘束されもしないし、実体がないとする考えに拘束されることもない、身も心も両方ともに自由自在な人。