お好み焼きもたこ焼きも値上がりするかなぁ?

今朝、Sankei Expressを読んでいると以下の記事に目がピタリ。

止まらない穀物のインフレ

国際市場で再び小麦相場が高騰している。17日のシカゴ商品取引所相場は、期近3月物が一時、史上初めて1ブッシェル(約27.215キロ)=10ドルの大台に乗せた。2007年初は、5ドル前後で推移していたが、主要産地の欧州や豪州での減産の影響で、今年10月初めまで最高値更新が続いた後、調整局面に入っていた。11月末から、豪州の干魃の影響などで、世界的な需給逼迫懸念が再燃する中で、今月初めに再び9ドル台を回復し、この日10ドル台に乗せた。

う〜ん、非常にまずい。大好物のお好み焼きとたこ焼きに大打撃のはず。パン好きの方も困るでしょう。その他もろもろ(お菓子・麺とか)。とにかく「政府売り渡し価格」の値上げは回避できない状況らしい。

「干魃」と「投機」、政治的にリンクするとやっかいだなぁと思ったり。地球温暖化と石油、こちらもリンク。アメリカは石油を産出できなくなっていて、石油から世界をコントロールできないと耳にします。だからまずは金融をおさえた。次は「地球温暖化」に食指を動かす。で、バイオエネルギーの登場。アメリカの主要票田である穀物地帯の人々が潤う戦略。

小麦や椰子油、とにかく燃料になりそうなものにどんどん投機。

インドネシアはゴム農園をやめてアブラヤシの栽培に転向する農家が急増。以下、地球温暖化防止のためのバイオ燃料が地球温暖化に拍車をかけるアイロニー。

  1. 手っ取り早く焼畑農業
  2. 焼畑農業の土壌は泥炭層
  3. 泥炭層は多量の炭素を蓄えている
  4. 泥炭層が燃える
  5. 泥炭層から温室効果ガスの大量放出

すごい構図だ。日本の「ゴミ袋削減キャンペーン・マイ箸運動・ゴミ分別」が一瞬で吹き飛ぶ。

環境と政治がリンクすると、そこに「投機」が発生。ましてや「戦略」として国が採択したらなら手に負えない。

石油は軍事で押さえて、バイオ燃料は金融。その中枢に政治。

それがいつのまにかおいらの大好物のお好み焼きやたこ焼きを圧迫。うわぁ、妄想が爆裂した。だって、ほんまに好きやねんから恨み節もしゃぁないやろ。