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fact or opinion?

琵琶湖

事実の記述は真か偽か(正しいか誤りか)のどちらかだ. つまり, 数学のことばを借りれば, 事実の記述は二価ーtwo-valuedーである. これに反して意見の記述に対する評価は原則として多価ーmulti-valuedーで, 複数の評価が並立する.

『理科系の作文技術』 木下 是雄 P.107

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あんたにその能力あるの?

橋本治と内田樹

内田 最初の対談のあと、『勉強ができなくても恥ずかしくない』を読ませていただいて、その中ですごく印象深かったのは、やっぱり主人公のケンタ君が人に奉仕するときにポッと電気が点くという、繰り返し出てくるエピソードです。[…]

橋本 周りの人が好きなんです。[…]好きな人の役に立ちたいという感覚です。

内田 それは今ではすごくレアな言葉でしょう? 現代の社会で聞くことの稀な言葉でしょう。「役に立ちたい」って。最近、聞かないですよ。

橋本 まぁ、私が妙な人だからね。そんなことで驚きもしないですけど。

内田 いやあ、でも…..。

橋本 逆にボランティア志向とか福祉の仕事に就きたいとかいう加工されたレアはいくらでもいるじゃないですか。

内田 でも、あれは聞いていて、違和感があるんです。ボランティアとか、介護したいとか、スクール・カウンセラーになりたいとか。その子たちの身体が、動いてないんです。動くんじゃなくて、まず観念があって…..。

橋本 あんたにその能力あるの? という、そこから始まらなきゃいけないんです。役に立ちたいと思ったとしても役に立てないんです。それでいうと、俺、春先になると道っぱたにハコベが白い花をつけているのを見ると、すごく感動するんですよ。

“橋本治と内田樹” (橋本 治, 内田 樹) P. 219-220

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