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医療は政治に迎合しない

琵琶湖

不幸中の幸いというべきか、毒性は強くありません。しかし、持病のある場合や妊婦では重症化するおそれもあります。また、秋以降に強毒化する可能性も懸念されています。

 このインフルエンザに効くワクチンは当分ありません。発症してしまった人はちょっと辛いのですが、これで免疫を獲得して今後同じタイプのインフルエンザにはかかりにくくなることが期待できますし、公衆衛生的観点からは集団免疫の成立にも貢献することになります。賢く行動してやり過ごしましょう。

via: 保健管理センター:新型インフルエンザに関する緊急情報(第2報) — 京都大学

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[Review]: 死刑弁護人

死刑弁護人 生きるという権利 (講談社+α文庫 (G175-1))

来年、裁判員制度の運用がはじまる。先日、朝生でこのテーマを扱っていた。賛成側と反対側、それぞれに言い分がある。二項対立はテレビの意図だから折り合いをつけるような議論に向かわない。素人の私にはかえってよかった。成立までの背景と制度の概要、賛成側と反対側が俎上に載せる論点も理解できた。共通点もあった。それは、「司法の危機」らしい。法曹界に棲む人々はそうそうな危機感を抱いているようだ(ポジショントークもあると思うけど)。表現は違えど同書の著者安田好弘弁護士は「この国の司法はどこに向かっているのか」と舌鋒鋭く論ず。「司法の劣化」とも。

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[Review]: 幽霊人命救助隊

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

2007年度の自殺者は33,093人で10年連続30,000人を超えた。03年度の34,427人に次ぐ多さ。年代別では60歳以上の高齢者が8.9%(12,107人)と最も多く、次に30代が6.0%(4,767人)。両世代は統計をとりはじめた1978年度以降で最多の人数(参照: 自殺者:10年連続で3万人台 高齢者と30歳代増加 – 毎日jp)。1日に90人が自殺する。日本の文化と自殺の関係を報じる海外や先進国のなかで突出した自殺者数である点などについて議論が展開されている(参照: 日本の自殺 -Wikipedia)。わたしはよくわからない。今年に入って急増している硫化水素による自殺とかを耳目すると連鎖も否めないと思う。ただ、手段は何にせよ自殺したいという目的を持つ人がいる点に着目するとわからなくなる。

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終身刑は判決じゃなく刑の運用では?

政治家は機会をうかがっている。裁判所も同じかなと穿ったり。光市母子殺害事件の上告審で主任弁護を担当した安田好弘氏に罰金50万円(求刑懲役2年)の逆転有罪を言い渡した(参照:NIKKEI NET: 安田弁護士に逆転有罪で罰金刑・東京高裁)。4月23日。光市母子殺害事件の差し戻し控訴審判決の次の日。逆転有罪かつ異例の罰金刑。そして今度は「終身刑」が出てきた。首をかしげる。

現行法では、死刑に次ぐ重い刑は無期懲役。しかし、法務省によると、平均25年程度で仮釈放されており、死刑より軽く無期懲役よりは重い刑として、終身刑の創設を求める声が少なくなかった。

平沢議員は議連の意義について「死刑廃止論とは相いれないが、終身刑の創設の部分では一致している。平行線の存廃論議と切り離し、裁判員制度で市民が悩むことになる前に解決しなければいけない」と強調する。参加予定者の中には、山口県光市で起きた母子殺害事件の死刑判決をめぐり、「終身刑の必要性を考えるきっかけになった」と話す議員もいるという。

via: asahi.com:死刑賛成派も反対派も「終身刑を」 超党派で議連発足へ – 政治

私のような市井の徒がいずれ司法に参加しなければならない。今の私は罰金を支払うつもりだけど。法律をまったく知らない。にもかかわらず、ちょっと本を調べれば、終身刑は「判決」ではなく「刑の運用」の問題を含むと理解できる。たとえば、現在でも「非転向」の政治犯は仮釈放を与えられにくい。日本赤軍がらみとか。なのに政治家は「判決」の問題として俎上に載せようとしている。政治家と司法は判決と刑の運用の峻別を丁寧に説明すること、それが求められているのでは?

以前、芸人やタレントがコメンテーターをしているテレビ番組で「終身刑にしたらええやん」みたいなコメントをしていた。感情を顕に正しいことを主張していると言わんばかりの顔で。そのコメントに対して、八代英輝氏が「判決と刑の運用の問題」をわかりやすく解説した。コメンテーターは沈黙。

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総務省からauへの警告?!

光ファイバーなみの回線といわれる次世代の携帯電話について、周波数の割り当て先を「2また3社」として、場合によっては大手の脱落もありうるかもとのこと。ここのところ行儀がよろしくないauへの警告だったり。邪推ですが 🙂

光回線並みの高速大容量通信が出来る次世代携帯電話を巡る動きが活発化してきた。総務省は来夏に通信事業者を選定する計画で、割り当て先は「2または3社」となる見通しだ。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの大手から「落選」が出る可能性もあり、業界各社は電波の割り当て方を注視している。

via: NIKKEI NET(日経ネット):企業ニュース-企業の事業戦略、合併や提携から決算や人事まで速報

総務省はauに対してカンカンのご様子。それは、料金体系プリペイド式携帯の無料配布

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Bill Gatesが語る3つの施策

1,100人のエグゼクティブが集ったbreakfast。そこでBill GatesとCraig Mundieがスピーチした内容に本邦との位相の違いを痛感。Craig Mundieはマイクロソフトの最高研究戦略責任者。彼が質疑応答で語った連邦議会への苦言?!

Members of representative democracy are supposed to know how to balance those competing goals, but Congress’s decisions are “too skewed to the short term right now,” Mundie said.

via: Gates, Mundie: Congress must make trade-offs to propel tech’s future | Tech news blog – CNET News.com

「矛盾する目的」のバランスをとる方法を議会制民主主義のメンバーなら知ってるはずと前置きしつつ、今の議会は「短期の目的に偏りすぎ」と指摘してる。世論調査とのにらめっこせざるを得ず、シリコンバレーの主張を政策に組み込んでもらうのにご苦労されている様子。

ここまでは日本も同じ。財政緊縮と格差是正の両立とか。目も当てられないけど。

じゃぁ、「短期の目的」じゃなく「長期の目的」はというと、Bill Gatesが連邦議会で提言したと。3つの施策。

Gates was on Capitol Hill Wednesday morning speaking to a House of Representatives committee about the need for three major areas of action: increasing the number of H-1B temporary visas and green-card permanent visas that are allotted to high-tech workers; increasing investments in federal research programs; and focusing on ways to improve the educational system, particularly in the math and science fields.

via: Gates, Mundie: Congress must make trade-offs to propel tech’s future | Tech news blog – CNET News.com

Bill Gatesが演説した3つの施策

  1. ハイテクエンジニアへ発行するビザやグリーンカード枠の増大
  2. federal research programsへの投資の増額
  3. 教育、とりわけ”数学”と”科学”のシステムを改善

なんだか「目線」が違うというか。日本がこの3つに取り組む姿勢がないというわけじゃない(1.は論点が別だけど)。ただ、最近の「上げておいて落とす」ような報道や批判の矛先を眺めると、「成長」をどこに置き忘れたかのような印象。

「成長」といっても高度経済成長期のような奇跡じゃなくて、sustainable noninflationary growth(インフレなきはちょっとね…..)を構築できる「長期の目的」がもっと語られないかと傍観。

まぁ、ねじれている間に今までのウミを全部出しちゃえよと思うけど。