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あれこれもそれもどれも
- 2008-11-01 (Sat)
- Review
大切なのはわれわれが生き延びていくための「知恵(Wisdom)」であり、それは社会情報から精選されたエッセンスであって、身体をもったわれわれ人間が随時、あたえられた状況や文脈に応じて紡ぎ出すものです。やたらに機械情報ばかり集積しても、かえってその努力の妨げになるだけです。
真のアイデアを練るには情報は少ない方がいい、という逆説さえ成り立つのです。『ウェブ社会をどう生きるか』 P.139
教授(専攻は情報学とメディア学)が唱える逆説に頷いた。逆説の発想を敷衍すると他にも通用する。例えば断食。断食をすれば、身体の調子が良くなるらしい。体験していないし、仕組みを知らないのであやふやな情報だけど、体験者はそう言っているとのこと。
ふと思いついたのは、人生相談。人生相談を、あの人やこの人に相談して、人数分の解答を貰って、結局、何をどうすればいいのか見失ってしまった、なんてお話。ともすれば、最初の「悩み」を忘れる。
僕の場合、情報断食が当てはまる。テレビを断食すれば、調子が頗るよい。少しずつインターネット断食もしてみたい。ネットを断つのではなくネットの情報を断食する。
人生相談と似た陥穽を今思いついた。ウェブサイトの場合、「あれもこれもそれもどれも」といった具合に、問題点を指摘できるけど、結局、何から手をつければいいのか迷ってしまい、何もしない、あるいはできなくなったりする。何かを継続できない、継続できる要素を発見できない。「私は○○を嫌い」で終わるときも。その嫌いな理由を訊ねると、大半がイメージであって、始末の悪い場合、やってもいないのに嫌いと判断しているように見受ける。
そうなってくると、「真のアイデアを練るには情報は少ない方がいい」ではなく、「本当にやらないためには情報が多い方がいい」と考えてしまう。
PDCAという経営用語があって、会議や助言業務の言葉遊びに使われる。PやDが機能してCとAが機能しないとき、原因は、CからAの過程で、「やたらに機械情報ばかり集積して」しまい、結果、「あれもこれもそれもどれも」と「言葉」だけが浮かび上がって、「あれ、Aって何だっけ?」となってしまっている、と自己評価している。だから、とにかく削ぎ落としていくように心がける。
削ぎ落とすために、「何を考えなくてはいけないか」と「問題は何か」を考え抜く。もちろん、やりながら。考える内容が見つかって、問題を表出できれば、余計なことは考えない。機械情報を蒐集しない。可能な限り複数の人格から反証させるように試みる。
と、書いてきて、矛盾しているなと気づいた。まだ明快な理路を書けない。ほど遠い。
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年の功と気配り
- 2008-06-24 (Tue)
- Article
あるときは年の功で、あるときは暴走老人!だったり、老人がフォーカスされる。
「モスバーガー」では注文を受けてからハンバーガーやポテトなどを作るために、待ち時間が5〜10分程度発生する。その時間を退屈させないのが、良いところだという。若い店員の場合は注文を受けた後はお客に背を向けて、作業に没頭してしまうが、「今日はお天気でよかったですね」といった会話をしてうまく間をつなぎながら作業をする。こうした気配りは店が教えたのではなく、自発的にやっているそうだ。同店の30代の店長や若いスタッフらは、「こうした姿勢を学ばなければいけない」といっているそうだ。
広報担当者によると、五反田東口店は駅前に立地する大型店で、お客が多く訪れ、スタッフの確保が課題だった。そこで店長がアルバイトの募集年齢を60歳に引き上げたところ、59歳の女性の応募があった。採用すると、接客が見事なことがわかり、それ以降同店では採用方針を見直し、今では60歳以上が10人にも増えた。
当時59歳だった女性店員は、10年間働いていて今では70歳。立ち仕事で体力的に厳しい面もあるが、「お客と接するのが好き」「若い人と働きたい」といい、楽しんで仕事をしている。
via: 気配り上手は評価される 60歳以上でファストフード店で働く人(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
「接客が見事なこと」がわかって採用方針を見直したところ成功した。この事例はときおりメディアでとりあげられている。シマッタなぁ、思い出していれば先週なら足を運べたのに。自分の目で見たかった。お手本となった70歳の方にお会いして聞きたい。源は?
「お客と接するのが好き」「若い人と働きたい」のも源のひとつなのかな。お客と接するのが好きだから接客が見事になったのか、接客するようになってお客と接するのが好きになったのか、あるいは気配りは親のしつけだったのかなどなど。興味がつきない。「年の功」だけで片付けてしまうと、なんだかしっくりこない。以前、F先生からフォーカスグループインタビューを依頼された。私の役割はファシリテーター。そのなかで強烈に印象に残った老人がいらっしゃった。とてもいきいきとして矍鑠たる老人で笑顔がすてきだった。その方が私に与えた影響は大きい。
ほんとによかった。88歳の女性に、「あなたにとって幸せは?」と聞いて、「今です!」と力強く、笑顔で答えられたのを目の前で見ることができて。
何かを論じるとき、歳や世代をひとまとめにすると考察しやすい。だけど、それによって見落としてしまう要素もあるのじゃないかと思う。見落としてしまった要素が鍵だったり。ただ、そういう要素は暗黙知ですぐに培養できない。ゆっくり時間をかけて育まれた感性があって、自分自身でもそれに気づかない。それを周囲の人たちが肌で感じとるような。他者が承認してはじめて「形式知」になる。「おいしい」という一声で食事を鮮やかな色で描く人はいる。そんな人と食事をすれば楽しくて楽しくて時間なんて忘れる。食べたモノはしっかり覚えている。不思議だ。
モスバーガーの若い人たちが見習ってやってみたらどうなるだろう? 変なトーンの声でちょっぴり意図的な会話になってしまいかねない。そういう波長を感じとる人はいて、波長がしっくりこないと逆効果も。でもやらないよりやったほうがいい。そう思う。「おいしい」の一言は案外むずかしい。
組織は人の問題をマークシートのように解決できない。存続すればずっとつきそってくる。たいへんだ。だけど、答えのでない問題をみんなでじっくりと解いてゆく根気を失わず、何とか前を向こうとする人たちがいればそこに人は集まってくる。そうあってほしいと願う。
愛読しているブログの一コマ。いつもするどい視点で切り込んでいく姿に感嘆の声をあげていたけど、こちらもすばらしい。相好を崩した。
タグ: decency, management, operationああ、前に来たとき(30年前)、差し歯にしたんだったね〜
と、簡単に思い出してくれたらしい。
歯医者の受付のおばさん、畏るべし。
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[Review]: 3分間コーチ
- 2008-06-19 (Thu)
- Review
コミュニケーション、コミュニケーションと口にするけど、コミュニケーションが免罪符になっていたり。「コミュニケーションって言っておけば問題意識を持っていると思ってもらえる」という気持ちもなきにしもあらずかな。評価制度や人事制度のサービスを眺めていると、案外、提供している側に人事や評価がなかったりする。あるいは、人が人を評価することの不可能性を評価する人が自覚しているかどうかをスルーして「制度」に萌えだったり。でないと「商品」にならないからあたりまえですが。評価する側になると、「神」になったかのように「人を錯覚する」人になる。そういう人は評価のパラドックスに気づいているのかなぁと興味津々。
<三分間コーチ>は、今すぐ可能なマネジメント手法として考えられました。一回に三分ぐらい、コーチとして部下と話す、というマネジャーにも部下にも負荷のかからない関わり方、そして、お互いに効果の上がる方法として考案され、実際に試され、効果を上げている方法です。[...]<三分間コーチ>は、次の<二つの時間>をとることを最優先させた、きわめてシンプルなマネジメント手法です。『ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ』 P.4
二つの時間とは、
- 部下について考える時間
- 部下と的を絞った短い会話をするための時間
であって、この二つの時間をとることを最優先にするマネジメント手法が3分間コーチ。なるほどと感じたのは、3分間コーチでなくて、3分間コーチと3分間コーチの「間」。3分間コーチのイメージは、駅のプラットフォーム。たとえば、電車が来るまでの待ち時間、あなたと部下が駅のプラットフォームで会話する。そんなイメージ。やがて電車がやってくる。乗車は仕事の実践に例えられる。そして、次の駅で降りる。乗り換えの電車や次の電車が来るまでまた会話をする。じゃぁ「間」は?
待ち時間と待ち時間の「間」、いわば乗車しているとき(=仕事の実践)に私たちは<自分の内側の会話(=セルフトーク)>を経験する。自問自答という形。プラットフォームで交わした会話のなかで反応できなかったけど頭に残っている要素がある。セルフトークは要素を問いに変換して答えを探し続けたり、要素をアイデアに育む展開に必要不可欠。答えを探し続けるプロセスや会話の内容を咀嚼するプロセスはセルフトークで生成される。セルフトークは行動に影響をもたらす。
よく、気づけば行動は変わると思われるようですが、気づいただけでは行動は変わりません。<気づき>には、いわば暗闇をサーチライトで照らすような働きがあり、それは貴重なものですが、サーチライトで暗闇を照らしただけで行動が起こるわけではないのです。ライトに映し出されたものを見て、熟考し、選択する時間が必要です。<熟考>し、次に<選択>してはじめて行動に移すことができます。『ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ』P.46
私は「気づき」を大切にする。だけど、それだけじゃ足りないと反省。
- 「気づき」→「行動」は虫がいい話
- 「気づき」→「熟考」→「選択」→「行動」のプロセス
「気づき」は視座を変える。視点や視座の変化は解釈の幅に広がりをもたらし時間軸を長くさせる。それらの変容が行動に影響を与える。だから「気づき」が行動の原初だと私は確信しているけど、行動までの「間」を待ったり寄り添ったりする会話ができていなかったわけだ。気づきと行動の関係は上司と部下にとどまらない。ジョークのような実話を耳にすることもしばしば。たとえば、コンサルタントを入れて事業計画を作成したけど、数年経つとまるで予定が違う。で、また新しい事業計画を立てる。新しい計画は役員全員が関与して納得した。そして蓋を開けると、「途中でいろいろ予定外のことが起こった」から計画にムリがあったとあきらめる。事業計画は立派だけど実行されない組織。おしゃべりだけど会話していない上司と部下。
ほんとうの会話とは、創造以外の何ものでもありません。『ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ』 P.46
ほんとうの会話は「気づき」を産み、「間」を経て「行動」へ導く。だけど、そもそも気づきを生み出す「きっかけ」は何だろう? もちろん会話の量と質、ココで言うなら「3分間コーチ」の頻度と内容だ。だとしたら頻度を上げて、内容を濃くしていけば「きっかけ」が掬い取れるのかな。そのあたり根っこが気になる。
コミュニケーションが活性化するには、それなりの環境が必要です。その環境とは、談話室ではなく、イントラネットでもなく、<問いの共有>です。会社全体で、部や課で、上司部下の関係で、<問いが共有>されていることです。それによって、コミュニケーションを始める動機が生まれます。
<問いが共有>されていればこそ、問いかけに対して、自分はどのような行動をとるべきか、どのような判断を求められているのか、また、自分はどの位置にいるのか、そられを知るために、コミュニケーションを交わす必要が出てくるでしょう。いっっしょに仕事をしている人たちとの間でコンセンサスをとる必要も感じてくるでしょう。『ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ』 P.150
<問いの共有>のための問いが問われる。ああ、ややこしい。ややこしいけどとても大切だと思う。一見、「問い」のようで「非生産的な問い」は山ほどある。あるいは、「自分は問うている」けど「相手が問うてこない」という錯覚。そもそもコミュニケーションが大切かと問われれば、YESと答えるのにコミュニケーションが放置されている。放置されていないくても、コミュニケーションが組織を疲弊させる。「関わりをつくり出せない」コミュニケーションだから。不思議な点は、コミュニケーションの質問をしたとき、「自分のコミュニケーションに問題がない」と答える人が7割以上にのぼる。いったいどうして?
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クレームと潜水艦
- 2008-03-21 (Fri)
- Diary
午前中、クライアントとウェブサイトの打ち合わせ。その最中、関連企業のクレーム対応力に嘆いておられた。対応力がなきに等しいと喉から出かけている。要はクレームに対応する「判断」を備えていない。判断できない状態。もしくは「判断」を知らない。
私は話を聞き相づちを打ちつつ、頭のなかで「潜水艦」を思い浮かべた。潜水艦、とりわけ原子力潜水艦 はサイレントサービスの別称をもつように、秘匿性の高い運用と行動で知られる。その艦長は「世界で最も力のある3人」と指摘する映画のセリフもある(合衆国大統領、ロシア大領、そして戦略核を搭載した合衆国原子力潜水艦の艦長)。
潜水艦の内部は、映画や小説の描写のとおり、いくつも区画から構成される。区画と区画を連結する扉がハッチ。(技術的説明をすっとばすと)家のなかにいくつも部屋があるといったイメージ。部屋は扉で仕切られ、開閉できる。
なぜハッチで区切られるのか? もし艦内がひとつの空間だとしたら?
言うまでもなく致命的。敵対する潜水艦から攻撃を受けたとき、潜水艦内に浸水すれば、あっというまに艦は沈む。だからハッチで区画する。ある区画に浸水しても、そのハッチを閉じれば、浸水はそこで終わる。
ある区画に魚雷が被弾
その区画には戦闘員が3人配置。見えない敵から発射された魚雷が被弾、浸水。艦長の判断やいかに。映画や小説の風景。このままいけば艦が沈没する。全力の救助活動、それがかなわぬ場合、ハッチを閉じる。それが艦長の「判断」かと。
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気魄が稀薄に変容しているような恐怖
- 2007-06-27 (Wed)
- Article
毎日新聞: 放射能汚染:原子力科研、国に届けず 匿名手紙で発覚
日本原子力研究開発機構は26日、同機構原子力科学研究所(茨城県東海村)の構内にある共同溝の底面約80平方メートルが、微量の放射能に汚染されていたと発表した。機構は共同溝につながる別の溝などで06年夏に汚染を見つけていたが、国に報告していなかったことも判明した。[...]現時点で環境や人への影響はないが、機構は過去に溝で作業した人などの被ばく状況を調査する。
「放射能を除く作業をしている場所で、汚染が高いまま放置されている場所がある。口外しないように言われた」という匿名の手紙から発覚したらしい。チェルノブイリ原子力発電所の事故が人為的ミスや隠蔽、そして虚勢や奢りから起因 しているのを学んだはず。
究極の安定稼働を求められるはずなのに変化が生じる。その変化の源は「とるにたりない」こと。
もっとこういった情報を報道してほしい、単に「ありました」と報道するだけでなく、問いかけてほしい。
なにか、「無」を冠する行動が生活の周辺に忍びこんできているようで怖い。
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ホスト名変更: changeip
- 2007-03-29 (Thu)
- Follow Up
要求: MacOSX Server(10.4.9)でインストール時に設定したホスト名を変更したい
現象: Changing the Server’s Host Name After Setup
When you perform initial server setup for new installations, Server Assistant sets the host name value by assigning AUTOMATIC to the hostname parameter in /etc/hostname. This setting causes the server’s host name to be the first name that’s true in this list:
hostnameでAUTOMATICと指定されているので、ここを変更してはいけない。くわえて、「システム環境」の「共有」パネルからホスト名を変更してもログイン上は変更されているだけ。terminalからhostnameコマンドで調べるとわかる。
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MacOSX AWStats
- 2007-03-05 (Mon)
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ログ解析ソフトAWStatsのインストール手順
[環境] MacOSX Server 10.4.8 Mac min(PPC)
[導入手順] 以下のとおり
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