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[Review]: ひとりでは生きられないのも芸のうち
- 2008-03-17 (Mon)
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少し前、書店へ足を運ぶと、「ひとり」が目についた。『おひとりさまの老後』が平積みされ、となりに『老後がこわい』が置いてあったり。あと、『恐くないシングルの老後』とか。筆者は「何を書いているのか」よりも「誰が書いたのか」で論評されやすい人たち。先日、ブラウン管は「ひとりで暮らす老人」の特集を流していた。「高級」マンション、「なんでも」サービス、「ひとり」の仲間たち、三つがそろった居心地のよい空間らしい。その空間に住んでいるひとりの老女がインタビューに答えていた。
「家族と一緒に住んでいても、老人は別の部屋をあてがわれ、そこで食事をして一日すごす。そっちのほうがよほどさびいしい」みたいなことを言っていた。ブラウン管はおおむね好意的に受け止めていて、「あなたも将来こんな暮らし方をしてみては?」と言外にこめているように受け止めた。
「現行の社会秩序を円滑に機能させ、批判を受け止めてこれを改善することが自分の本務である」と考えている人たちをどのように一定数確保するか、私がこの本を通じて達成しようとしている政治的目標はそういうことです。
辛辣。内田樹先生が掲げる「一定数」は五人に一人。その一人が「まっとうな大人」であればあとは「子ども」でもなんとか動かせるように私たちの社会は設計されているという。五人に三人が子どもなら動かせないようなシステムは制度設計自体にエラーがあると。
パレートの法則みたいとほくそ笑みつつ、考える。「まっとうな大人」は「ひとりで生きられない芸」を身につけている。背理法の導出。
ひとりでは生きられないのも芸のうちとは、「ひとりでは生きられない」からこそコミュニケーション能力の開発に自分のリソースを注ぐ。それは他者との共生。
冒頭の「ひとり」本も「ひとり」老人も私にはわからない。老後はもとより先のことを私は考えない。だからタイトルでもうお腹がいっぱいになるし、ひとり老人の言葉は「赤信号みんなで渡ればこわくない」を「誰と」とわたるかに置き換えたように聞こえる。ひねくれているなぁと自戒。
関係とひとり
私にはパートナーがいるので「ひとり」ではない。でも、やっぱり私のなかは「ひとり」だと思う。ただ、一人で生活しているのと違う点は、同じ空間と時間に「誰か」がいるという事実。そこに「関係」が生じる。空間に誰もいなければ関係は生じない。その状態を寂しいと判断する否かは、他人ではない。その人自身。「関係」のなかに「ひとり」を置いたとき、そこにまた「関係」が生まれる。その関係のなかには「ひとり」の私もいれば、パートナーとすごす私もいるし、パートナー自身もいる。そうやって、「関係」のなかに身を置いたとき、あらためて、「ああ、ひとりなんだなぁ」と「関係」が教えてくれる。
ふと、思う。(無茶なたとえだけど)外の世界との関係を断ち切り、毎日同じ場所で一日食事をしてすごす。それを一ヶ月ほど経験したら、その状態を「ひとり」というのだろうかと。誰もいない、0か1の世界。ひょっとするとデジタルな世界なの?って妄想したり。でも、0と1でどうやって「関係」を生むのか想像できない。屁理屈だけど、「ひとり」は生まれたときからもつ「属性」みたいなものだろうと思う。「ひとり」以外が存在しているから「ひとり」という属性をもつ。「生まれてから死ぬまで」ひとり。だから「一人で生きろ」とじゃない。あっ、べつに生きてもいいわけで。
どうして「家族」との関係は拒絶できて、「ひとり」同士の関係は受け入れられるのか? これがわからないので冒頭の「ひとり」本と「ひとり」老人に興味を抱く。
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[Review]: 清貧の思想
- 2008-01-23 (Wed)
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1月9日、草思社が民事再生法を申請した。負債総額は22億4789万円。複数の企業が支援に名乗りをあげている。印象的なラベルでベストセラーを世に出し、ジャンルによってはコアなファンもいた。売上高のピークは97年10月期の約39億円、06年10月期には約16億2000万円に落ち込んこんでいた。だけど自社ビルを「所有」していた。05年まで。ベストセラー「清貧の思想」を出版した会社であったけど。
清貧とはたんなる貧乏ではない。それはみずからの思想と意志によって積極的に作りだした簡素な生の形態です。本阿弥光悦やその母妙秀のように、もしかれらが欲するようならいくらでも贅沢な生を送れたであろうに、かれらはそれをきらい、必要最小限の生を選びました。それはなぜか。
そこにはまず所有のもたらすさまざまな悪い影響についての、非常に行きとどいた省察があったと思われるのです。富貴への願望、所有への欲望が旺んであればあるほど、人は財の増大が唯一の徳であるかのような錯覚に陥って、所有の上にも所有を欲し、そのためにはいかなる非人間的な所業をもあえて行うようになります。われわれは最近も、一九八〇年代のいわゆるバブル経済の繁栄の中でそういう欲望の奴隷になった連中を多く見たばかりです。 『清貧の思想』 P.165
バブルを経験していないので「バブル経済の繁栄の中でそういう欲望の奴隷」を見たことがない。『清貧の思想』は1999年の秋に「時代の言葉」となった。
「白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機」は50年代の三種の神器。今は「デジタルカメラ、DVDレコーダー、携帯電話」に変わった。「所有」の欲望は引き継がれる。形をかえて。じゃぁ、バブルは?
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[Review]: 演出家の仕事
- 2007-12-23 (Sun)
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私は演劇を知らない(わざわざ自分の程度の低さを吐露するもどうかと思うけど)。数回観た程度。演出家がはたす役割を想像できない。なのに「演出」という言葉を時折使う。不思議だった。どうして演出の役割を知らずに「演出」を使うのか? 意味を理解せずに見た漢字の印象で使う、そんな言葉は他にも存外あったり。いけないな。
どんな場面で「演出」を使うのか? たとえばミーティング。ミーティングがうまくいかないと誰かが嘆く。だから「うまくいっているミーティング」を見学したり、「やる気がでるミーティング」や「ミーティングのマネジメント」みたいなタイトルに目がいく。そんなときわたしは「演出」と口にする。ミーティングは演出。
舞台での会話とは、自分のせりふをどう言うかではなく、まず相手役がどういう状況でそのせりふを話すか、その音、その意味を聞き取ったとき、そこから感情が起こり、身体が動き、それが次の自分の言葉を導き出すということなのです。つまり、言葉によっていかに他者を動かせるか、という一つひとつの積み重ねが、俳優にとってのせりふの働きなのです。言葉が動くとき、温度は上がります。その温度が積み上げられることによって、人間の対話は生きたものになるのです。『演出家の仕事』 P.62
「演出に必要なものは何か」という問いに「何を見て、何を聞くのか」だと演出家の栗山民也氏は答える。「見る」と「聞く」、人間が持っているあたりまえの能力を徹底的にきわめる。それが演出に必要だと力強く説く。
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[Review]: 養老訓
- 2007-12-19 (Wed)
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養老孟司先生はエッセー色の濃い書籍をいくつも書いていらっしゃる。時々の世相や事件、現象からご自身の見解を短い文章でつづっていく。専門分野の知識をスパイスに。身体と脳を引き合いに言葉を使って切る。例題は違えど解は同じ。同じだとわかっていても読んでいて心地いい。「ああ、また同じか」じゃなく、「おお、この話からいつもの話に達意するのか」と新鮮。以下、他でも目にした「仕事」について。
「仕事は自分のためにやっている」という考えが能力主義、業績主義の根底にあります。「自分に能力があるから、会社の業績を伸ばせたのだ」「会社の業績が伸びたのだから、自分が偉くなるのは当然だ」という考えです。ここにはまず「自分」が先にあります。そのせいで世のため、人のためという気持ちがなくなるのです。
しかし、仕事というのは世の中からの「預かりもの」です。歩いていたら道に穴が空いていた。危ないから埋める。たまたま自分が出くわした穴、それを埋めることが仕事なのです。『養老訓』 P.68
ホームページの制作をしているとなんとなく体感する。たとえば、ある商品のページを作ろうとする。ミーティングで耳を傾けると、「自分」が先にくる人もちょっぴり。その後、作成したページを改善しようとするとき、私は「お客さまに見てもらいましたか?」とその方々に尋ねる。続けざま「反応はどうでした?」と。
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[Review]: 近江から日本史を読み直す
- 2007-12-10 (Mon)
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先週の土曜日、近くの皇子山公園へ散歩に。紅葉はもう終わり。いよいよ冬がやってきたなぁとそぞろ歩く。そのまま大津市役所-三井寺方面へ。道中、市役所の裏側にある弘文天皇陵に足を踏み入れる。
大友皇子はのち「弘文天皇」と諡され、その御陵は大津市役所の西側にある。江戸時代までは天皇の扱いではなかったが、明治初年に至り、承久の乱(一二二一年)で廃立された仲恭天皇(九条廃帝、懐成王)とともに天皇として皇統譜に記入された。ただ、これは水戸学的な名分論による立場からのもので、疑問視する学者も少なくない。『近江から日本史を読み直す』 P.38
静寂な陵と大津市役所の建物はみごとなディスプロポーションを演出。なぜここに永眠しようと決めたのか、周囲に飛び込んでくる景色を排除する。今立つ場所から琵琶湖を望めるか空想。ほんとうに不思議。天皇陵が自宅のすぐ近くにあるなんて。そんな環境だけど気づかないと素通りしてしまう。
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[Review]: 脳と仮想
- 2007-11-11 (Sun)
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世情を眺めると嘘から真をとりだす人が現れたなぁと思う。嘘をつく。その嘘にさらに嘘を薄く薄く塗っていく。だんだん”ほんとう”に。ついには嘘が「現実」だと認識。錯覚だよと私には判定できない。知らないわけで。ただおそらく世間は嘘を現実だと認めるわけないだろう。嘘はやっぱり嘘だと糾弾。あたりまえだな。でも、すこし引いてみる。”世情”や”世間”は「現実」だろうか。別に形而上を歩いたり、言葉を遊ぶつもりはない。表裏なき単純なギモン。「現実と仮想」を峻別するのは”何か”?
そもそも、人間にとって、自分の意識がある、ということほど確実なことはないはずである。物質的世界こそ確実だ、という近代科学の世界観は、おそらく公共的倒錯とでもいうべき奇妙なねじ曲がりの上に成り立っている。現実の世界がないというわけではない。現実は、きっとある。しかし、現実自体は知り得ない。私たちが把握できるのは、意識の中の現実の写しだけである。だとしたら、この世界で確実なのは、現実の世界ではなく、意識を持った自分だけではないのか。『脳と仮想』 P.229
『方法序説』が判断している。疑えるものすべてを廃棄したとき残るものは何か。20世紀、科学は意識から距離を置いた。物質で構成された世界のすべてを数式で表現しうるとした。意識を捨象して。
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[Review]: ぼちぼち結論
- 2007-11-02 (Fri)
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表題が妙味。2001年から7年にわたって『中央公論』に連載した「鎌倉傘張り日記」が終了した。ここから『こまった人』と『まともな人 (中公新書)』が出版された。7年間、日本の社会も変わったし、私自身の意見もずいぶん違ってきたと先生は言う。計3冊の読後感は「ずいぶん違った」と受け取らなかった。ということは、筆者と読者の私に差異がある。この差異がオモシロイ。相手は自分の主張をどう受け取るか? そんなものコントロールできない。そこから伝達がはじまる。
まだなんとか死なずに生きているが、あとは付録にすぎない。もっとも世間がこの先どうなるか、まだ見てみたい気持ちはある。予想通りになったのでは面白くない。予想が当たれば嬉しい。そういう矛盾した二つの気持ちを抱えたままである。『ぼちぼち結論(中公新書 1919)』 P.241
もともと社会的関心が高くなかった養老先生。だけども7年間、あまたの社会的事象を見てブツブツと書いてこられた。どこまでホンネかわからない。養老先生と対談した内田樹先生は、対談の大半を掲載できないとどこかで書いていらっしゃった。ラディカル”すぎる”らしい。編集もできない。ナマをご覧になった声から察するに毒をおさえた執筆なのだろう。それが7年間、自家中毒もころあいかと邪推。
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[Review]: すばらしき愚民社会
- 2007-10-23 (Tue)
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テレビの司会者とコメンテーターに首をかしげたことありません? 「どうしてこの人にその質問をするのだろう?」とか「どうしてこの人にコメントを求めるのだろう?」って。テレビって素人目にもオカシイことがフツーなの?! たとえば金融の専門家に犯罪とか謝罪会見とか親論なんか尋ねてたり。エエ〜と思うのは、独身の人が親子論を滔滔とまくたてる画面。そういうとき思うわけデス。ひとつの専門的知識を持っている=全人教育を受けたかのように錯覚させるのはどうかなぁと。まぁ、錯覚するのほうにも課題アリですけど。
私は昔から、政治家が政治をやるのは許せるが、学者が政治をやるのは許せない、と思ってきた。同じように、高卒や短大卒の者が仮に知識・教養において劣っていても当然のことだが、有名大学や大学院を出て、なお愚であるとすれば、それをもって真の「愚民」と呼ぶべきである。『すばらしき愚民社会』 P.303
私は大阪経済大学卒業。なので猫猫先生の主張によると三流大学卒。うっ、まさにそのとおり。だから「学士」の称号を与えてもらうのは失礼な話。おまけにそのバカが意見を言うようになってきた。だから始末に負えない。ウンウンそのとおりと納得。どうして納得か? 本書の醍醐味は多数の実名を一刀両断しちゃうところ。それぞれの主張を批評する。その批評たるや容赦なき。批評って難しいですよ、ホント。ってしたり顔で書くコト自体、”バカ”な愚民の証なんですけどね。でもいやマジで、膨大な知性と自己を知覚する叡智を宿していないと批評なんてできやしない。だから得心。
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[Review]: 脳が冴える15の習慣
- 2007-10-11 (Thu)
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電通の発表によると、消費者が選ぶ07年上半期の「ヒット商品上位10位」に”脳トレ等ゲームソフト”がランクインだって( 参照)。消費者の健康やトレーニングに対する関心の高まりが際立つ結果らしく、「ああすれば、こうなる」に拍車がかかっていそうな気配。そんな背景もあってか前著『フリーズする脳』につづき『脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める(生活人新書)』もAmazonのベストセラーに一時ランクインしていた。この手の本を読んでいると、やっぱり脳に支配されているなぁといくぶん目をそむけたりしてツライ。おまけに脳を鍛える習慣を司るのが脳ってぇことは、なんだか自分で自分の腹筋を殴って筋力トレーニングしている奇妙な感じ。ああ、ヤダヤダ。
15の習慣を均等に実践するのはむずかしい。(先生のご指摘どおり)とっつきやすい習慣から試してみるといいのかな。私の場合、SOHO(聞こえはいいけどただの引きこもりだって)なので脳には劣悪な環境。しゃべらない、小さな平面を長時間見つめている、座りっぱなしって、全部あてはまるっつうから真っ青。唯一、生活のリズムは維持! それと食生活かな。それ以外は赤面。まずいまずい。
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[Review]: ドグラ・マグラ
- 2007-10-04 (Thu)
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ようやく、『ドグラ・マグラ (上)』と『ドグラ・マグラ (下)』を読了したよぉ。疲れたぁ。あぁ、低能にはさっぱりワカランかった。撃沈されました。日本三大奇書のひとつ(参照: ドグラ・マグラ)。本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす、との宣伝文句。毀誉褒貶のはげしい小説です。
<これを書くために生きてきた>と著者みずから語り、十余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、狂人の書いた推理小説という、異常な状況設定の中に、著者の思想、知識を集大成する。これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。
とにかく設定と内容を読解する力が皆無だったのでGoogle先生に何度も問い合わせてみたけどさっぱり。壮大のなかに仕掛けられた緻密というか、プロットが幾十にも構造化されているようでまったく紐解けなかった。で、おしまい。再読決定です。
ただ、とにかく圧巻だったのは、昭和10年に執筆された精神病に対する見解。当時の時代背景を知る人ならびっくりだと思う。現在の知識で読んではいけない。いったん、「」に括る必要がある。「」に括れば、「解放治療」なんて概念がなかった時代。先見性という言葉が安っぽく聞こえるような著者の狂人に対する執着。
「心はどこにあるのか?」という問い、「人はどこから到来しどこへ逝くのか?」という無常、脳髄が映る世界はいったい何なのかがずっと脳裏にこびりついていた。
「脳髄は物を考えるところに非ず」
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