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文章のみがき方

文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)インターネットの”なか”、ブログが登場して「書くこと」がぐんと身近になった。同時に”格差”も目につく。格差とは質、だけじゃなく、書くヒトと書かないヒト。忙しいヒトは書かない。当然だ。そんな暇があるなら仕事が待っている(はず)。他方、書きたいけど書けない、と言うヒトを耳にする。不思議。「書けない」のニュアンスが難しい。ピンとこない。私は乱筆悪文、意味不明の文章を書き散らす。質は? 知ったこっちゃない。読み手の評価を気にもとめず。「書くこと」に抵抗感がないからますますわからない。ただし、ちょっとでもうまくなりたい気持ちを持ち続けている。なので”文章にまつわる”モノを手当たりしだいに読みまくる。

自分の文章に自分が不満をもつのは当たり前のことです。そしてときたま、自分の文章に「ちょっと満足する」ということもあるでしょう。技巧的なことは、気づいたら直せばいい。しかし、自分の観察の不十分さ、ものを見る目の浅さ、自分のなかの自分勝手な思いこみ、考えのいたらなさなどは気づくのが難しい。でも、気づいたらやり直せばいいのです。
気づくためには、しっかりと自分に向き合うことです。己のおろかさに向きあうことのないおろかものよりも、己に向き合い、己のおろかさに気づき、そのおろかさをなんとかしようともがいているおろかもののほうが、数段ましでしょう。
問題はこころのありようです。『文章のみがき方』 P.218

『天声人語』を14年間担当した著者の筆力を前にして黙々と頁をめくった。「紋切型を避ける」ことをせず評するなら舌を巻く。「借りものでない言葉で書く」なら14年間染め抜いた色といったところかな。技術的な指南から心構えまで余すところなく伝える。「正直に飾りげなく」書いているけど「自慢話は」書かない。「単純・簡潔に」書き、無駄のない文章。耽読。

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待てない人々

待てないらしい。携帯メールの返信、5分待っても返ってこなかったらイライラ。懐石料理の前菜からメーンまで待てない。テーブルセッティングに要するほんの数分、声を荒げて帰る人。果ては子どもの成長を待てない親も。

【溶けゆく日本人】快適の代償(1) 待てない人々 数分間でイライラ

“時は金なり”。時と金を等価に置いてしまったのかな? 携帯メール、懐石料理、テーブルセッティング、いずれも趣が異なる「待つ」のはず。どれも同質に。ついには「人間の成長」も。時間を消費する。消費するからには金がいる。だから時間と金がリンクする。毎日習い事を、時間割表から「空白」を消すように。

病院の手術室。待つ。まったくわからない。手術室の扉がもう一度開いてベッドに横たわっている姿をイメージ。ただひたすら待つ。自分ではどうすることもできない。ひょっとすると、手術を待っている人が「はやくしろ、一体いつになったら終わるんだ!」と詰め寄る光景が日常になるのかもしれない。

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視聴率を上げようとすれば下がる

NHK総合26年ぶり2位浮上 上半期ゴールデン視聴率

テレビ各局がしのぎを削るゴールデンタイム(午後7時-同10時)の視聴率争いで、本年度上半期(4月-9月)は、東京キー局でNHK総合がフジテレビに次いで2位になったことが、21日までのビデオリサーチの集計(関東地区)で分かった。上半期にNHKが2位に浮上したのは1981年以来、26年ぶりという。

各局の上半期の視聴率平均値は、

  1. フジ 13.5%
  2. NHK総合 12.2%
  3. TBS 12.0%
  4. 日本テレビ 11.6%
  5. テレビ朝日 11.2%
  6. テレビ東京 8.3%

だって。NHKの勝因は地震や台風などの災害報道や政局関連報道などでニュース番組がよく視聴されたこと。そうでしょうね。民放のニュースは災害報道ですらワイドショーみたいになってる。それを視る人は減ったとしても違和感ナシだな。2位以下テレビ朝日までダンゴ状態(と思うけど)、コンマの世界だから大騒ぎでしょう。日本テレビも往年の面影ナシ。

自分はと言えば、民放を視る機会がめっきり減った。バラエティーは歳を重ねるにつれ笑いについていけなくなってしんどい。ガマンしても、「ああ、予定調和やな」となんだか透けて見えてくるようで、乾いた笑いしかナイ。あと、どうも「身内」で盛り上がっているようでこれまたついていけない。

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セカンドライフのテロ

あちら側の立ち居振る舞いについて、私は楽観的なんですけど、セカンドライフのなかで「核攻撃」まで登場したなんて目にすると、ちとフリーズしてしまう。

セカンドライフ解放軍(SLLA)は06年後半、マーシャル・ケーヒルを名乗るアバターを中心に結成された。SLLAのウェブサイトによれば、彼らの要求はシンプルだ。「すべてのアバターに参政権を与えよ」。セカンドライフは現在、開発企業であるリンデン・ラボの政治的独裁下にあり、「(独裁に対する)唯一の手段は戦うこと」などと主張している。

核攻撃以外にも性犯罪が激化。それに対して

「児童ポルノやレイプなど性的暴力の表現、その他、他人に多大な不快感を与えるコンテンツは決して許されない」

との声明を発表。確か「現実」の警察が出動するはず。 現実は難解、仮想は単純みたいな図式を望むほど石部金吉ではない。とはいえ、”希望”や”意志”っつうのですかね、プリミティブなワーディングの濃度が高くなってほしい。

「現実」の国内に目をむけて隠喩を振り絞ると、政治と報道、対立しているようでそうでもない。合わせ鏡のようにふるまう。

「現実」と「仮想」、願わくば合わせ鏡ではなく、未知の言葉が創造される空間であってほしい、ってか、ああ、わかんなくなってきた。

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Yahoo!をトップページに使ってますか?

う〜ん、ちょっとショック。まぁ「とりあえず生中」みたいな「とりあえず」なら看過できるんですが、そうでもなさげ。対策を練り直さないとなぁ。

6割が「Yahoo!」をトップページに設定、日経リサーチ調査

それによれば、トップページに設定しているWebサイトでは、60.5%が「Yahoo!」と回答、2位で8.8%の「Google」、3位で7.3%の「MSN」などに大差をつけた。特に10〜20代女性では、71.3%がYahoo!としていた。

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親殺害急増の記事に首をかしげる

asahi.com: 少年の親殺害が急増 家族消去したい衝動か

未成年者による親の殺害や未遂事件はこの1、2年、急に目立つようになってきた。警察庁のまとめでは、刑事処分対象になる14歳以上の子どもによる実父母の殺害(未遂など含む)は97〜04年までは年3〜9件で1けただったが、05年に17件に急増。06年分は集計中だが、2年連続で2けたに上りそうだ。親への単純な憎しみをもとにしたものより、自分の居場所を取り戻そうと家族や家庭を消し去ろうとする衝動が目立つとの指摘もある。

時事問題はこっちでとりあげるつもりだったけどリテラシーにからみそうなので。記事を一読して閉口した。97年〜って、恣意的にもほどがある。いまどき、数分ググれば親子間における殺人事件の犯人に対する処分の実情とか昭和48年警察白書親殺し統計がヒットする。前2つは世代問わずの件数、後者は未成年。数値の正誤を検証していない(それを検証するのが本業だろうし)。

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社内情報共有にブログ

社内情報共有に「ブログ+RSS」が浮上:ITpro

サッポロ飲料は2006年4月、社内ブログの立ち上げと同時に、サーバー型RSSリーダーを導入した。営業情報や新商品の発売情報、顧客窓口への問い合わせ内容など7種のブログを用意。閲覧だけでなく、500人いる全社員が書き込むことによる情報の充実を目指す。

この手の記事に対して、「大企業の話」と反応する人を見聞する。数年前なら一理あると頷いたけど、最近では、はたしてほんとうにそうかと訝る。というのも、コミュニケーションと業務効率の問題を混同しているように思う。

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生命保険がギャンブルであろうとも

雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays

「生命保険は悲惨なギャンブル——ヤクザのばくち場は、一番公平!?」を一読して、本書を思い出す。

海外の先進国の保険加入率は通常5割程度。9割を超える日本の加入率の高さは明らかに異常である。[...]保険の正体とは何か。ファイナンス的に言ってしまえば、それは「自分が死ぬほうに賭ける」という意味の賭けである。しかも、死んでしまったほうが勝ちというなんとも悲惨なギャンブルだ。つまり私達は保険料を払ったとたん、保険会社という巨大な胴元に手数料を抜かれる、損な賭けに参加したことになるのだ。

「生命保険が宝くじ」というファイナンスリテラシーは、橘 玲さんの書籍に姿形を変えて幾度も登場する。なかでも本書の生命保険のくだりは、他の著書に散見される”解説”ではなくおおざっぱな考え方が述べられているので印象深かった。

生命保険というのは、身も蓋もない言い方をするならば、宝くじの一種である。保険料は宝くじ代金の分割払いであり、自分が死ぬと保険金という名の賞金が支払われる。さらに、一般の宝くじ同様に、生命保険の場合もほとんどの人は損をする。おまけに経費率が高いので、ギャンブルとしては救いがたいほど魅力がない。だが、抽選に外れたということは自分がまだ生きているということだから、文句を言う客はいない。『雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays』 P.38

保険活用の原則は、

  • 独身なら生命保険は不要
  • 子供がいないか、すでに成人しているなら、保険料の支払いより資産形成を優先させる
  • 子供がまだ幼く十分な貯蓄がない家庭は、保険の優位性を最大限に活かす

と指摘する。でも、ここで見落としていることがひとつ。

日本は世界でもっとも豊かな社会の一つである。たいていの場合、残された家族は、夫婦どちらかの実家や親族の経済的援助で、これまでと同レベルの生活を維持できるだろう。遺族年金や死亡退職金も含めれば、こうしたケースでは生命保険はほとんど必要ない。同 P.40

是々非々が論じられるのだろう。ファイナンスリテラシーに乏しい私は何がほんとうか皆目わからない。ただ、自分の死後まで考えたくないし (もとい、思考不能)、パートナーは自分で何とかするだろうと思いこんでいるので、1本だけ加入してあとは何も入っていない。

ひところ読みあさった。今も適当な間隔を置いて読み続けている。当初は、「ファイナンスリテラシーを身につけたい」と切望して乱読した。いわば「立ち位置を決める」のが目的だった。だが今は違う。ファイナンスとはかけ離れたところで自分の「立ち位置」が朧気に決まってきた。すると、それにつられてリテラシーを身につける手間暇が疎ましくなってきた。

「立ち位置を決める」ために読むのか、「立ち位置が決まってから」読むのか、このあたり百家争鳴なのだろうけど、私はどちらでもいいやと思えてくるようになってきた。

なんだか、一周してぐるっと戻ってきた気分。嘆息。

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the death of the PowerPoint presentation

Research points the finger at PowerPoint

“It is effective to speak to a diagram, because it presents information in a different form. But it is not effective to speak the same words that are written, because it is putting too much load on the mind and decreases your ability to understand what is being presented.”

そうなんですか。私は「パワーポイントを使うと考えないしアドリブに対応できなくなる」という理由でやめました :[

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そんな時代もあったね

YouTubeに投稿された政見放送が「法に抵触の可能性」とのこと :-p

利用者が急増しているインターネットの動画投稿サイトに、東京都知事選(8日投開票)の立候補者の政見放送や街頭演説の映像が投稿され、いつでも自由に見られる状態になっている。候補者の映像などの公開は、公職選挙法で決められた方法に限るのが原則だが、動画投稿サイトでの政見放送“放映”は想定外で、明確な定めはない。都選挙管理委員会は「公選法に抵触する可能性もある」としながらも、映像を前に手をこまぬいているのが実情だ。

「そんな時代もあったね」と嘲笑する時がくるんだろうな、選挙にかぎらず。領域を侵される人には脅威にしか映らない。

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