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“刻”離れ

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もう何年も前から、幼稚園では「シンデレラ」の話をするのが難しいという。悪い母親がいて、二人の娘がいた。雪が降るある日、その母親は自分が産んだのではないほうの娘に向かって、「外に行って、イチゴを採っておいで」と言う。現在、初老を迎えるくらいの年齢の人ならば、そこで涙を落とすかも知れない。しかし、現在の幼稚園には、そのようなことが理解できない園児がいると言う。

『考える人 2010年 08月号 [雑誌]』 新潮社 P.135

コンビニは? お金を持ってないの?

11月の終わりにイチゴが並んだらクリスマスのシーズンだと思う大人たち。物語のある場面をお金に交換する子どもたち。”伝え会う”物語の内容と”刻”がどんどん離れていく。

100年前にもどった

ポークカレ

−−昔の音楽家にはパトロンがいましたよね

 坂本 20世紀の約100年間が特殊な時代でね。結局、元に戻ったみたいなもんですよ。(音楽家にとって)結局まだ、お金になるのはライブじゃないですか。エジソンが(蓄音機を)発明する前は、音楽は全部ライブ。むしろ、健全な姿に戻っているのかもしれません。

via: 【話の肖像画】音楽は自由にする(下)音楽家・坂本龍一(57) (1/2ページ) – MSN産経ニュース

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一身独立して一国独立する

自宅で育てている花

貧富・強弱の有様は天然の約束にあらず、人の勉と不勉とによりて移り変わるべきものにて、今日の愚人も明日は智者となるべく、昔年の富強も今世の貧弱となるべし。古今その例少なからず。わが日本国人も今より学問に志し気力を慥かにして、まず一身の独立を謀り、したがって一国の富強を致すことにあらば、なんぞ西洋人の力を恐るるに足らん。道理あるものはこれに交わり、道理なきものはこれを打ち払わんのみ。一身独立して一国独立するとはこのことなり。

『学問のすすめ』 福沢 諭吉

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固定端末はなくなると思いますか?

同調査によれば、自宅に固定電話を「導入している」ケータイユーザーは85.2%、「導入していない」は14.8%。非導入率を年代別に見ると、20代が34.7%、30代が15.5%、40代が2.9%と若い世代ほど固定電話を導入していないユーザーが多い。

固定電話を導入していない人に、月額基本料などが安くなったら固定電話を導入したいと思うかを聞くと、「安くなっても導入しない」が77.0%となった。特に女性では8割以上、20代では9割以上が「安くなっても導入しない」と回答している。また、全員に固定電話の今後をたずねると、24.3%が「なくなると思う」と回答。

via: 20代の3割超が「固定電話を導入していない」 – ITmedia +D モバイル

私の家でも固定電話を解約しよう、とささやいている。奥さまはまだ抵抗があるようで、首を縦にふらない。固定電話にかかってくるのは、月に一度あるかないか。一週間に一度ぐらいのペースでかかってくるのは、間違い電話(公共機関と”一番”ちがいだから)。FAXはMac mini(MacOSX Server 10.4)で受信している(年に一、二回ぐらい)。送信は皆無。

あと何年したら、「固定端末(パソコン)を導入していますか?」という質問を目にするだろうと想像する。今なら、「(家庭に)デスクトップパソコンを導入していますか?」ぐらいは、あるかもしれない。Sonyはデスクトップパソコン(分離型)の開発を終了して、一体型に集中するらしい。

自分の頭の中では、固定電話の導入と墓参り、代わりに行きます 清掃などサービス人気 面倒だからは「×」がつながっていて、可笑しかった。

同社東日本地域本部の見沢直人管理部次長は「少子高齢化で潜在的なニーズは高い」とみて、「掃除はプロに任せ、たまの墓参りには故人とゆっくり対話するなど時間を有効に使ってほしい」とすすめる。

葬儀や法事に僧侶を派遣する「おぼうさんどっとこむ」(東京都稲城市)も、「代行墓参(ぼさん)」を手がける。同社では、海外赴任や病気などやむを得ない事情に限って受け付けており、「面倒だからといった理由ではお断りしている」という。

社長で僧侶の林数馬さんは「墓参りは本来は自分で行うものだが、昔に比べて生活のペースが忙しく、彼岸や盆に足を運べない人が増えているのは確かだ。たとえ自宅にいても故人を思いだし、気持ちを向けて差し上げることが、一番の供養になる」と話している。

via: 墓参り、代わりに行きます 清掃などサービス人気 面倒だからは「×」 (2/2ページ) – MSN産経ニュース

「面倒だからといった理由ではお断りしている」らしいけど、「理由」をどうやって確認しているのか興味を持った。あと何年ぐらいしたら、「お墓を導入していますか?」とう質問を目にするのだろう?

個人情報に敏感 天に鈍感

Googleのストリートビューがはじまった。前の里のマンションが丸見え。ネット界隈は賑やかになってきた。Googleもプライベートについて方針を説明(参照: 「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明)。ひょっとすると個人情報に敏感な人は天の観察に気づいていないかもしれない。

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[Review]: 死刑弁護人

死刑弁護人 生きるという権利 (講談社+α文庫 (G175-1))

来年、裁判員制度の運用がはじまる。先日、朝生でこのテーマを扱っていた。賛成側と反対側、それぞれに言い分がある。二項対立はテレビの意図だから折り合いをつけるような議論に向かわない。素人の私にはかえってよかった。成立までの背景と制度の概要、賛成側と反対側が俎上に載せる論点も理解できた。共通点もあった。それは、「司法の危機」らしい。法曹界に棲む人々はそうそうな危機感を抱いているようだ(ポジショントークもあると思うけど)。表現は違えど同書の著者安田好弘弁護士は「この国の司法はどこに向かっているのか」と舌鋒鋭く論ず。「司法の劣化」とも。

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終身刑は判決じゃなく刑の運用では?

政治家は機会をうかがっている。裁判所も同じかなと穿ったり。光市母子殺害事件の上告審で主任弁護を担当した安田好弘氏に罰金50万円(求刑懲役2年)の逆転有罪を言い渡した(参照:NIKKEI NET: 安田弁護士に逆転有罪で罰金刑・東京高裁)。4月23日。光市母子殺害事件の差し戻し控訴審判決の次の日。逆転有罪かつ異例の罰金刑。そして今度は「終身刑」が出てきた。首をかしげる。

現行法では、死刑に次ぐ重い刑は無期懲役。しかし、法務省によると、平均25年程度で仮釈放されており、死刑より軽く無期懲役よりは重い刑として、終身刑の創設を求める声が少なくなかった。

平沢議員は議連の意義について「死刑廃止論とは相いれないが、終身刑の創設の部分では一致している。平行線の存廃論議と切り離し、裁判員制度で市民が悩むことになる前に解決しなければいけない」と強調する。参加予定者の中には、山口県光市で起きた母子殺害事件の死刑判決をめぐり、「終身刑の必要性を考えるきっかけになった」と話す議員もいるという。

via: asahi.com:死刑賛成派も反対派も「終身刑を」 超党派で議連発足へ – 政治

私のような市井の徒がいずれ司法に参加しなければならない。今の私は罰金を支払うつもりだけど。法律をまったく知らない。にもかかわらず、ちょっと本を調べれば、終身刑は「判決」ではなく「刑の運用」の問題を含むと理解できる。たとえば、現在でも「非転向」の政治犯は仮釈放を与えられにくい。日本赤軍がらみとか。なのに政治家は「判決」の問題として俎上に載せようとしている。政治家と司法は判決と刑の運用の峻別を丁寧に説明すること、それが求められているのでは?

以前、芸人やタレントがコメンテーターをしているテレビ番組で「終身刑にしたらええやん」みたいなコメントをしていた。感情を顕に正しいことを主張していると言わんばかりの顔で。そのコメントに対して、八代英輝氏が「判決と刑の運用の問題」をわかりやすく解説した。コメンテーターは沈黙。

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