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それが「問題」

先日、『イノベーションの神話』エントリーを書いた。そこでふれなかったこと。「問題」について。

アインシュタインも「問題を20日で解決しなければならないとしたら、私は19日かけてその問題を定義する」と述べています。『イノベーションの神話』 P.147

「それが問題ですね」とうっかり口にしたときシマッタと内心舌打ち。コンサルタントじゃあるまいし。どうして私が問題を定義できましょう。自己言及の矛盾を承知して指摘するなら、組織の問題は「「問題」を定義しないことが問題」と認識しない点にあると思う。

その一つに「他者の承認を経ていない」問題。「そう、それが問題だよ」と他者から承認してもらうには自分の頭の中を言葉に変換したり、図形に描いたりしてアウトプットしなくちゃいけない。なのにアウトプットする前に解決策を求める。あるいは解決策を持っているけどお前はどうなんだとすごむ。すでに「問題を定義した」と勘違いして。

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[Review]: イノベーションの神話

イノベーションの神話いまブログ界隈はMacworldでもちきり。なかでも世界でもっとも薄いノートブックと銘打ったMacBook Airに注目が集まっている。「一枚の、イノベーション」、米国のサイトには「Thinnovation.」の造語。なぜMacBook Airがイノベーションと名乗りを上げるのか? 最軽量ならLet’snoteがあるだろうし、基調講演でジョブス氏に比較されたVAIO TZシリーズだって登場したときは耳目をあつめたはず。なのに両者ともイノベーションから遠く、Appleが代名詞に。

最善のイノベーション哲学は、変化と伝統の双方を受け入れ、絶対的な判断が存在するという落とし穴に落ちないようにすることです。アイデアが新しいという理由だけですべてのアイデアを受け入れようとするのは愚かなことです。それと同様に、伝統であるという理由だけですべての伝統を受け入れようとするのも愚かなことなのです。『イノベーションの神話』 P.171

スティーブ・ジョブズが独創的アイデアを次から次へと繰り出すかといえば否。Appleはジョブス氏の独断専行かと言えば否。イノベーションは一人のアイデアから生まれない。イノベーションは突如ふってわいてきたり、ひらめいたりしない。

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パティーナ

いま、NHKが放映している『”ケータイ”デザインの最前線』を視ている。ソニーエリクソンが販売予定の携帯電話についてブレインストーミングしていた。4,5分程度に編集された様子とはいえ、コンセプトが抽出されていくプロセスを目の当たりにして興奮。

「パティーナ」

ラテン語で、「経年変化によって生まれる味わい」という意味らしい。携帯電話の価値は”新しい”だけだろうか。一人の日本人が、メンバーに声をかけた。「ラディカルなことを言ってもいいかい?」と。もちろん、ブレインストーミングのなかでそれを遮る人はいない。

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