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FA31mm
見ているものより見落としているもの
- 2008-07-19 (Sat)
- Diary
昨年からラディッシュと青紫蘇を育てている。育てると書けばおおげさなので家庭菜園の初級といったところ。
昨年も今年もムシがやってきた。ムシが青紫蘇やラディッシュの葉を食べている。下の写真(拡大版)の中央にいる。特にラディッシュの葉は穴だらけに。それがおもしろい。昨年はオモシロイだけだった。今年、水をやりなりながら小首をかしげた。
「どうしてムシはココに葉があると認識しているのだろう」
そぞろ歩き(ムシに使うのは変だけど)をしているとたまたま葉があったとか(そんなわけない)。じゃぁ、嗅覚か触覚か視覚か。はたまた、親が産みつけてもともとココで生まれたのか。疑問はつきない。
日常の生活に身を沈めたとき、見ているものより見落としているもののほうがたくさんあると思う。あたりまえと受け取ってしまうから不思議に思わない。「不思議」という言葉を頭に思い浮かべる時間と空間が少なくなっているのかもしれない。
京都の町屋は鰻の寝床。その玄関の前に立ったとき、奥行きを脳裏に描く。無意識の作業。住宅も同じ。玄関の真正面に立って側面と裏を無意識に描く。空間の認識を映像として補完しているのかなぁと勝手に想像している。それは「不思議」よりも反復作業みたいなものだと。だけど、いざ鰻の寝床に招かれたとき、奥行きが頭の映像より深ければ驚く。頭で描いた仮想現実と身体が感知した実体とのズレに違和感を覚えるからなのか。差異を認識できたとき、不思議がやってくる。
鏡も不思議だ。毎日歯を磨きながら上下がひっくりかえらないのはなぜだろうと。左右は反転するのに。上下は反転しないのか。
森羅万象の仕組みに不思議をあてはめて探求できれば解決できるかもしれない。だけど不可能だ。不可能よりも先に精神が破綻をきたすかもしれない。だから頭は強制的に「スルー」させているのだろうか。そんな不可能を評価したあと、スルーし続けるか、それとも抗うか。それは身体の反乱。頭と身体の二元論を超越する苦行。
私の目の前にいる人々。私はその人を見えている。だけどほんとうは見落としているもののほうがたくさんあるのだろう。見落としているものがたくさんあると認識させてくれるのは他者でしかない。
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住処が人を育てる
- 2008-06-29 (Sun)
- Diary
鎌倉の旅の二日目、長谷寺へ。江ノ電に乗り長谷駅で降りたとき、「ああ、住みたいな」と思った。ひさしぶりだ、そんな気持ちになったのは。学生時代から東京以西は北陸を除いて足を運んだ。そのなかでも住みたいなと思ったのは伊良部島だった。そのとき以来。抑えきれないワクワク感。長谷寺から海を望む。
長谷寺の至る所に咲く紫陽花。当日はあいにくの雨。だけど軽やかな足どり。紫陽花と雨は仲好し小好し。
カメラを構えてゆっくり撮りたいけどダメだ。たしか9:30ごろだったけどすでに列。たぶん午後からは入場制限がかかる気配。看板には待ち時間80分なんて札もあったので混雑のときは紫陽花と人の頭でいっぱいになるのだろう。
紫陽花に露。
眼前に海、振り向けば古刹と山。ステキだ。趣のある家々がおりなす町並み。家か店かわからなかったり。長谷寺から望む海ではサーフィン。なんだか身体がウズウズした。ここに住んだら好きな音楽を聴きながらそぞろ歩きするのかなぁ。海も山も、町並みも、住人は日常で旅人には非日常。その差異が憧れを抱かせる。わかってる。住めば都という。私が住む琵琶湖もたいそう気に入っている。旅先の街ははじまりからおわりまで日常から切りはなしてくれる。だけど、既視感を抱かせる町並みもある。既視感と過去の区別がつかなくなったとき、「ああ、住みたいな」とつぶやいた。
自宅のすぐ前に咲く紫陽花。どこの紫陽花も美しい。
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5人の料理人はしゃべらない
- 2008-06-23 (Mon)
- Diary
雨の中、浅草へ参って驚いた。観光客の半分は外国人じゃないかと思ったくらい。英語だけでなくいろんな言葉がとびかう。まぁ、ある国の言葉だけよく耳に入ってきた。ある国の人たちは雨の仲見世通りのど真ん中で傘をさして横に広がり記念写真に夢中。ひときわ大きい声。
これじゃぁお昼は混むなぁと思い、少し早めに店を探す。鰻を食べたかったのでそぞろ歩きでアタリをつける。そしたらひきよせられるような店構えにフラフラと扉を開けた。
やっぱり。少し早めなのに一階はほぼ満席。入って左手がカウンター、右手が6人掛けのテーブル4つ。相席でと。もちろんよろこんで。鰻重松 2,100円。肝吸い105円。日本酒を嗜みながら鰻をつまむ。ほんとうに幸せだ。なんて贅沢なんだ。鰻をひとつまみ。日本酒をクイ。左へ首をむけると、カウンター越しに五人の料理人。
横浜、鎌倉、東京をフラフラと眺めているとオープンキッチン(って言うんでしたっけ?)のお店が多いことに驚く。”オシャレ”って感じのお店や若い女性が列をなしているお店のキッチンは丸見え。なるほどなぁと感心していた。だけど写真の鰻のお店に入って、自分の浅慮に反省した。そうやんなぁ。お客さんの目の前で鰻を焼く調理場。オープンキッチンなんて洒落た名前はついてないけど。新しい単語や気の利いた言い回しに惑わされちゃいけない。さもトレンドのようだけど「ほんとう」を見失ってはいけない。
五人の料理人はほとんどしゃべらない。必要最低限の単語だけを交わし、あとはそれぞれが自分の役割を粛々とこなす。そんな光景をながめながら日本酒をクイ、鰻に箸を入れる。で、肝吸いをすする。無駄な音が聞こえないお店、そこから醸し出される雰囲気。仲見世通りで聞こえたあの国の音量で話すのは憚れる。別に大声を禁じてるわけじゃないし、周りのお客の声は耳に入ってくる。ただなんとなく食べることに集中させるような感じがあった。たぶん、料理人とお店が長い年月をかけて醸成してきた見えない財産なんだと勝手に妄想した。
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ミンチカツバーガー
- 2008-06-16 (Mon)
- Diary
またchatonのパン。この間は自転車だったけど今回は歩いて。片道40分ほど。買ったパンはAUNTY-MEE BURGERでバンスに使われている。バンスを押すともどってくる。それがどういう意味か、AUNTY-MEE BURGERのマスターに教えてもらった。ここのハンバーガーを食べるとファーストフードのハンバーガーは食べられない。休みの日には行列。2時間半ほど並んだ。マスターに「近所やのによりにもよってこんな日にこんでも」と笑われた。確かに。関西の方、滋賀県大津市にお越しの際、ぜひお試しあれ。
chatonのパンと近くのおいしいお肉屋さんで買ったミンチカツ。はさんでミンチカツバーガーに挑戦。挑戦ってほどじゃないか。とってもおいしかった。最近、日曜日がゆったりと流れる。心地いい。
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土曜日の午前と日曜日の午後
- 2008-06-09 (Mon)
- Diary
自転車で15分ほど走るとJR唐崎駅。唐崎駅の近くにシャトンていうパン屋さんがあってはじめて買ってきた。先週の金曜日。食パンがおいしいとのこと。さっそく山食一斤を買ってきてお昼に食べた。翌朝、タマゴとレタスをはさんでサンドイッチに。
日曜日の午後。パンを焼いてもらった。土曜日の午前のサンドイッチ、日曜日の午後の焼きたてのパン。でも、食べるときの気持ちは違った。ゆったりと流れる時間に感謝、不条理に怒り。
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焼きたてのパン
- 2008-06-03 (Tue)
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先週末、パンを焼いてもらった。焼きたてのパンはおいしい。それになにより、ゆったりと時間が流れてゆくのが心地よい。いつかこのゆったりと流れてゆく時間が日常であってほしいかな。
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琵琶湖疎水の桜
- 2008-04-09 (Wed)
- Diary
琵琶湖疎水の桜を撮りに散歩。
三井寺の方を見上げて。それにしても電線が多いなぁ。
疎水の頂上から琵琶湖を望む。フェンスの隙間にレンズをとおして。視界はファインダー。切り取るのはおもしろい。
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私を変えた桜
- 2008-04-08 (Tue)
- Diary
滋賀県へ引っ越してきて私の世界を変えてくれた桜。毎年あいさつへ参る。今年も。
上の写真は4月2日。3日後が下。
小一時間ほど静かに見つめていたら闖入してきた。
ほんとうに幸せだ。すぐ近くにあるなんて。
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