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ここはここ

fallen leaves

親鸞はここで修行の「目的地」という概念そのものを否定しています。行の目的地というのはいずれにせよ現在の自分の信仰の境位においては、名づけることも類別することもできぬものである。だから、それが「どこか」を知ることはできないし、私が間違いなく「そこ」に向かっているのかどうかを訊ねれば教えてくれる人もいない。だから、目的地については論じることは無意味である。行の目的地からの遠近によって「ここ」の意味が決まるのではない。「ここ」は「ここ」である。信仰者にとって、すべては「ここ」で生起し、「ここ」で終わる。「ここ」の意味を「ここ」以外の、「ここ」より相対的に上位の、相対的に超越的な「外部」とのかかわりで論じてはならない。

『日本辺境論』 内田 樹 P.167

僕の内から外へ基準を置いたとき「外部」が現れ安堵する。外部が思考と判断を司る。自分の位置を確認しなくてよい。代償は「ここ」を失うこと。

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人の目を気にする

colored leaves

もう少し説明すると、「人の目を気にする」人間の大半は、「自分の周囲の少数の人の目を気にしている」だけである。そして、「人の目を気にしない」というのは、自分一人だけの判断をしているのではなく、逆に、「もっと確かな目(あるときは、もっと大勢の目)」による評価を想定している、という意味だ。それは、「今の目」だけでなく、「未来の目」にも範囲が及ぶ。それが「客観」であり、「信念」になる。

『自由をつくる自在に生きる』 森 博嗣 P.55

コレを引用している時点で僕は人の目を気にしている。

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MacBook Proの起動ディスクをFW800からeSATAへ変更

MacBook Pro MA601J/A

MacBok Pro(MA601J/A)の起動ディスクをIEEE 1394b(FireWire800)からeSATAへ変更したので備忘録。FireWire800からeSATAへ移行。

[変更前]

[変更後]

  • 内蔵HDD(Hitachi HTS541616J9SA00)にMac OS X 10.4
  • eSATA( WD5001AALS) にMac OS X 10.5

[eSATA ExpressCard]

[移行手順]

  1. 10.5のDisk UtilityでeSATAのHDDを初期化(念のためGUIDかチェック)
  2. Disk Utilityの復元(ソース: IEEE 1394b, 復元先: eSATA)
  3. 復元終了後、IEEE 1394bを取り外して、eSATAから起動

Disk Utility 復元

[ベンチマーク]

日頃ベンチマークをとらないけど、Xbenchをインストールして計測。クリーンインストール直後ではないので、参考にもならないと思います。

MacBok Pro(MA601J/A) 起動ディスク FireWire800 Xbench

xbench-FW800

MacBok Pro(MA601J/A) 起動ディスク eSATA Xbench

xbench-eSATA

[感想]

内蔵HDDよりFireWire800が速く、FireWire800よりeSATAが速い(数値が示すとおりですね :-D)。MacBookでも同じですが、Mac OS Xの場合、メモリ増設の体感速度は2GBまでが有効で、それ以上はアプリの恩恵(特にVMWare Fusion)を受けられるぐらいかなぁと。

それに比べてHDDの交換は体感速度の効果を実感。今回の変更は、内蔵HDD→FireWire800より速度向上をしっかり確認できました。Finderやアプリの起動が速くなりました。なので、内蔵HDDをSSDに交換すれば、また速く感じるのかなぁと想像しています。

HDDやケースの性能がベンチマークに影響を与えるかどうかまで知らないので、ひょっとすると境界条件を追求すればもう少し速度向上を体感できるかもしれません。ああ、RAID0もアリですかね。

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会議は回議で懐疑が瀰漫

時間管理は手帳の使い方よりも、無駄な予定を入れないことにつきますね。とくに、当社は午後6時以降の残業は禁止。社長も例外ではないので、余計なことをやっている暇はありません。たとえば、何の準備もできていないのにとりあえず集まることが目的となっている定例ミーティングや、すでに決まっていることを確認するような会議。こういう予定は絶対に入れないようにしています。

via: 「ON、OFFのけじめが、クレージーな発想を生む」/日本マクドナルド・原田社長(プレジデント) – Yahoo!ニュース

『STUDY HACKS!』 小山 龍介 , 『IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣』 原尻 淳一, 小山 龍介 , 『TIME HACKS!』 小山 龍介 , 『Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~』 田口 元, 安藤 幸央, 平林 純, 角 征典, 和田 卓人, 金子 順, 角谷 信太郎 などライフハック系の書籍を読む時、「設計の方向」と「行動様式」が共通点だと観察しています。目的を達成するために目標を立てる。方針を決める。それらに対する問題を抽出し、解決できる項目へ仕訳する。優先順位を決める。ここまでが「設計の方向」。そして、解決へ取りかかる。ここからが「行動様式」。時間管理は両方に関与する。

僕は目的や目標という発想を力説したくないので必ず避けます。感情的な言い訳です。それらの言葉を使わなくても自分を設計できるし、その設計に基づいた行動を選択できると考えています。

自分を設計するとき、自分と他者の比率を算定します。図で書くと、自分の”円”と他者の”円”を描き、二つの円が交わる面積です。自分の場合、フリーランスだから組織の中にいる方々と比べて、面積は狭いと分析しています。予定や任務の管理を自分のさじ加減で決定できますし、調整も難しくありません。

他方、組織、とりわけ「判断」する人は、面積は広くなるでしょうし、調整の容量は大きいと推察します。だから、判断する人に出会うと、設計と様式の運用ルールを尋ねます。なぜなら、面積が広くなり調整の容量が大きくなる時、設計と様式を厳しく運用しなければ、二つの円が重なってしまい、判断する人が判断できなくなるのではないかと観察しているからです。

その例が冒頭の

  • 何の準備もできていないのにとりあえず集まることが目的となっている定例ミーティング
  • すでに決まっていることを確認するような会議
  • 連絡を伝達するためだけに集まる(こういった集まりを会議と呼ぶらしいです)

です。『上司は思いつきでものを言う』 橋本 治 は、これら3つの会議が開催される過程と思考の回路を解説しています。おもしろいです。

そのミーティングの重要度やプライオリティーの判断は、私にしかできないからです。基本的には会社の売り上げやコミュニケーション、それから人材育成に関するものは優先順位を高く設定していますが、なかにはエレベーターのなかの立ち話ですんでしまうものもあれば、別の人間に任せても問題ないものもあるので、テーマで機械的に優先順位をつけることはできないのです。
 それから、メールに時間をとられないように、返事はほとんど「了解」「OK」のひと言ですませます。逆に、社員が私にメールするときは、私が知らなければならないことだけを一行にまとめて書くというルールになっています。

via: 「ON、OFFのけじめが、クレージーな発想を生む」/日本マクドナルド・原田社長(プレジデント) – Yahoo!ニュース

自分は何をするか、と考えた時、「判断」と「優先順位」であるわけで、フリーランスであっても同じです。しかし、「判断」と「優先順位」を実践しているかと問われたら返答に窮します。「判断」と「優先順位」のために時間を管理しているのに、いつしか機械的に意識決定するための時間管理に変わってしまっています。

さらに、時間を確保できた後、空いた時間は、「判断」と「優先順位」の精度を向上させるために使いたいけど、なかなかそういった行為を実践できず、時間の操作と運用に悩みます。

こうして全社一丸となって残業ゼロに取り組んでいると、資料の1ページ目から読み上げるような会議や、パワーポイントにワープロの文章を貼り付けて読ませるといったプレゼンテーションは自然と減り、その分生産性は確実に高まってきました。いまでは全社員の平均残業時間(月間)はひと桁です。しかも、2009年1〜6月期には96億3600万円という過去最高の営業利益を叩き出しました。仕事は時間ではない、質とスピードなのだということを、当社の社員は見事に証明してくれたのです。

via: 「ON、OFFのけじめが、クレージーな発想を生む」/日本マクドナルド・原田社長(プレジデント) – Yahoo!ニュース

生産性が確実に高まった背景は、経営の思想(大袈裟な表現ですが……)があります。

  • 午後6時以降の残業禁止
  • 仕事が人生のすべてのような考え方は健全ではない
  • 社員が長時間労働に耐えることで製品のコスト競争力を上げるというのは、戦後の復興期の政策

その視点から業務を査定するから、何が無駄であるかを注意喚起できます。

  • 資料の1ページ目から読み上げるような会議
  • パワーポイントにワープロの文章を貼り付けて読ませるといったプレゼンテーション

注意喚起は、精神運動ではなく、理路整然の行為の無駄で相手に認識させらるし、認識したスタッフは、経営者の設計の方向と行動様式をトレースします。「仕方」がプラントされた瞬間です。

見回せば普通に取り組む「仕方そのもの」が無駄である、と認識せずに記事を読めば、明日から精神運動が始まります。

  • 紙に出力するな
  • パワーポイントを使うな
  • レジュメを読み上げるな

禁止の”張り紙”が貼られ、思考が共有されていない行動が始まり、機械的に運用される。自分の仕事のスタイルを考察した時、それがもっとも無駄であると理解しました。

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あの観察を連想する

Green field

科学は自然を認識する学問であると、よくいわれる。自然を認識する第一歩といえば、それは観察である。よく自然を見ることから科学は始まる。ところが普通に観察というと、すぐ小学校や中学校などで、動物とか植物とかを観察するという、あの観察を連想する。そして物理学や化学のような学問は、もはや観察などの域をとっくに離れているように考えられがちである。[...]しかし観察ということは、非常に大切であって、このごろのように科学が進歩し、かつ専門家していても、やはり観察を無視することは’できない。単なる観察などでは、新しい知識の得られる余地がないように思うのは、まちがっているのである。

『科学の方法 (岩波新書 青版 (313))』 中谷 宇吉郎 P.122-123

「あの感想を連想する」僕は観察を理解していない。

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百年、二百年の時間単位ではない

Ojiyama

地球という天体には、自分自身の環境を維持するためのシステムが機能している。二酸化炭素についてはいえば、それが大気中に増えすぎると、増加分は海に吸収され、最終的に大陸に固定される。地球史というタイムスケールでは、大気、海、海洋底、大陸、マントル間の物質循環という地球のメカニズムが働いて、自身の環境を一定の状態に保ってきたのだ(十章参照)。従って、たとえ大気中の二酸化炭素が二倍に増えても、地球の環境維持システムが働いて、いずれは元の状態に復するとも考えられる。ただそのタイムスケールは、少なくとも数万年、数十万年という単位であって、百年、二百年の人間の時間単位のなかで起こることではない。

『宇宙誌 (岩波現代文庫)』 松井 孝典 P.193

人智の及ばない時間をヒトが理解できる言語で記述する無駄がすごくステキ。その無駄が最も大切だと思う。

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僅かなもの

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生きてゆくのには、ほんの僅かなものがあれば足りる。なけなしの空間と、食物と、娯楽と、器具や道具。これはハンケチの中の人生だ。その代わり、そこには魂はたっぷりとある。そのことは、通りの賑わいにも日差しの強さにも、取るに足らぬ議論の激しさにも感じとられる。

『悲しき熱帯〈1〉』 レヴィ=ストロース P.236

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