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マナーに中指を突き立てる

携帯、ヘッドホンは禁止 自転車の運転で新ルール

自転車運転のルールづくりを進めていた警察庁の有識者懇談会(座長・吉田章筑波大教授)は27日、走行中の携帯電話、ヘッドホンステレオの使用禁止、保護者が幼児を乗せる際はヘルメット着用を義務付けることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。[...]運転中に禁止、注意すべき事項として、携帯電話やヘッドホンステレオ使用のほか、歩道でむやみにベルを鳴らさないことや、雨天の場合は傘ではなく、雨がっぱを着用することなどを挙げた。

膳所のスターバックスへ向かう道中、自転車に乗っていると見かける。携帯電話で話ながら運転したりヘッドホンを装着している人。正直、こわい。私が後ろから迫っていることに気づいていない。特に、携帯電話の人は突然ハンドルをフラっとさせるからなおのこと。だから賛成かと言えば複雑。

携帯・ヘッドホン禁止と「規則」に明記しないといけないのかなぁと。

傘も同じ。歩行者の隣を走り抜ける、「あっ、あぶないな」と傍目にはハラハラ。傘と傘が触れたり。

なんだろ、「ルールには書いていない」という理由でふるまう。じゃぁ、ということで規制するための言葉をつくる。言葉に出力すれば解決できる錯覚。

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[Review]: がんとどう向き合うか

がんとどう向き合うか (岩波新書 新赤版 1076)先日、山本孝史参議院議員がご逝去された。胸腺がんに罹患した氏は、「がん対策基本法」の成立に尽力していらっしゃった。法律は今年4月に施行。参議院本会議では、「がん患者は身体的苦痛、経済的負担に苦しみながらも…..一日一日を大切に生きている」と訴えた。この訴えが与野党を超えて「がん戦略」に立ち向かわせた。

これまで日本人はその昔の精神的な秩序ー生老病死の死生観ーに支えられてきたといわれるが、生あるものは必ず滅ぶという、その思想の上で人間は死ぬことによって意味のある存在である。しかし、めまぐるしい現代日本社会のテンポは非日常的な死の前に立ち止まることをしばしも許さず、私たちは日常的に死をみつめて生の意味を深める姿勢を放棄して久しいように思われる。現在、患者も医師も医療技術の進歩のみが病気を克服するかのような錯覚に蝕まれて、あたかも日常の中から死を完全に取り除き、無限の生を享楽するような考え方が日本社会を覆っているように思われてならない。『がんとどう向き合うか』P.219

現在、平均して日本人の二人に一人はがんに罹患、約三人に一人はがんで死ぬ時代。2005年の死亡者数は1,083,796人、うち悪性新生物(がん)は325,941人。死因数第1位のがんによる死者は激増している。2位の心疾患は173,125人だからその突出ぶりはあきらか。これは高齢者社会と関係していると筆者の額田勲先生は指摘する。その額田先生自身もがんの罹患者。

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分をわきまえる

天皇陛下の記者会見全文を読む。格差社会の問題について、興味深い御意を。自由競争とセーフティーネット。宮内庁の誰が記者会見の問答を書いたのかわからないけど、天皇陛下の役割を果たさせようという意気込みが感じられて好感を持った。

もっとも琴線にふれた言葉。

「心の中に人に対する差別感を持つことがないような教育が行われることが必要と思います」

私は「平等」と受け取らない。むしろ「分をわきまえる」との物言い。やんわりとにこやかに厳しい一言。「我慢」が二の次になって、「依存」と「放恣」が主役に躍り出る。

秋霜烈日と志操堅固。

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[Review]: 演出家の仕事

演出家の仕事 (岩波新書 新赤版 1105)私は演劇を知らない(わざわざ自分の程度の低さを吐露するもどうかと思うけど)。数回観た程度。演出家がはたす役割を想像できない。なのに「演出」という言葉を時折使う。不思議だった。どうして演出の役割を知らずに「演出」を使うのか? 意味を理解せずに見た漢字の印象で使う、そんな言葉は他にも存外あったり。いけないな。

どんな場面で「演出」を使うのか? たとえばミーティング。ミーティングがうまくいかないと誰かが嘆く。だから「うまくいっているミーティング」を見学したり、「やる気がでるミーティング」や「ミーティングのマネジメント」みたいなタイトルに目がいく。そんなときわたしは「演出」と口にする。ミーティングは演出。

舞台での会話とは、自分のせりふをどう言うかではなく、まず相手役がどういう状況でそのせりふを話すか、その音、その意味を聞き取ったとき、そこから感情が起こり、身体が動き、それが次の自分の言葉を導き出すということなのです。つまり、言葉によっていかに他者を動かせるか、という一つひとつの積み重ねが、俳優にとってのせりふの働きなのです。言葉が動くとき、温度は上がります。その温度が積み上げられることによって、人間の対話は生きたものになるのです。『演出家の仕事』 P.62

「演出に必要なものは何か」という問いに「何を見て、何を聞くのか」だと演出家の栗山民也氏は答える。「見る」と「聞く」、人間が持っているあたりまえの能力を徹底的にきわめる。それが演出に必要だと力強く説く。

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きっかけ

今日はちょっと特別の日。というわけで「言葉」をつなげてみる。

「幸福は幸福の中にあるのではなく、幸福を手に入れた瞬間にある」けど「最大の幸福は、幸福など必要ないと知ることにある」のかもしれない。

妄想が糧、寂しさと豊かさの臨界に精神の深淵が棲む。

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お好み焼きもたこ焼きも値上がりするかなぁ?

今朝、Sankei Expressを読んでいると以下の記事に目がピタリ。

止まらない穀物のインフレ

国際市場で再び小麦相場が高騰している。17日のシカゴ商品取引所相場は、期近3月物が一時、史上初めて1ブッシェル(約27.215キロ)=10ドルの大台に乗せた。2007年初は、5ドル前後で推移していたが、主要産地の欧州や豪州での減産の影響で、今年10月初めまで最高値更新が続いた後、調整局面に入っていた。11月末から、豪州の干魃の影響などで、世界的な需給逼迫懸念が再燃する中で、今月初めに再び9ドル台を回復し、この日10ドル台に乗せた。

う〜ん、非常にまずい。大好物のお好み焼きとたこ焼きに大打撃のはず。パン好きの方も困るでしょう。その他もろもろ(お菓子・麺とか)。とにかく「政府売り渡し価格」の値上げは回避できない状況らしい。

「干魃」と「投機」、政治的にリンクするとやっかいだなぁと思ったり。地球温暖化と石油、こちらもリンク。アメリカは石油を産出できなくなっていて、石油から世界をコントロールできないと耳にします。だからまずは金融をおさえた。次は「地球温暖化」に食指を動かす。で、バイオエネルギーの登場。アメリカの主要票田である穀物地帯の人々が潤う戦略。

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[Review]: 養老訓

養老訓養老孟司先生はエッセー色の濃い書籍をいくつも書いていらっしゃる。時々の世相や事件、現象からご自身の見解を短い文章でつづっていく。専門分野の知識をスパイスに。身体と脳を引き合いに言葉を使って切る。例題は違えど解は同じ。同じだとわかっていても読んでいて心地いい。「ああ、また同じか」じゃなく、「おお、この話からいつもの話に達意するのか」と新鮮。以下、他でも目にした「仕事」について。

「仕事は自分のためにやっている」という考えが能力主義、業績主義の根底にあります。「自分に能力があるから、会社の業績を伸ばせたのだ」「会社の業績が伸びたのだから、自分が偉くなるのは当然だ」という考えです。ここにはまず「自分」が先にあります。そのせいで世のため、人のためという気持ちがなくなるのです。
しかし、仕事というのは世の中からの「預かりもの」です。歩いていたら道に穴が空いていた。危ないから埋める。たまたま自分が出くわした穴、それを埋めることが仕事なのです。『養老訓』 P.68

ホームページの制作をしているとなんとなく体感する。たとえば、ある商品のページを作ろうとする。ミーティングで耳を傾けると、「自分」が先にくる人もちょっぴり。その後、作成したページを改善しようとするとき、私は「お客さまに見てもらいましたか?」とその方々に尋ねる。続けざま「反応はどうでした?」と。

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