努力して勝ちとったもの

自宅で育てている花

努力して勝ちとったものは価値があるやろ

スターバックスで話していた女子高生の言葉

先日、クライアントのミーティングに参加する前にスタバに寄った。丸いテーブルにイスが2個。対面式に置いてあった。ぼくは入り口が見えるように片方のイスに座った。ぼくの真後ろには女子高生がいた。同じ形のテーブルに向きあって座っていた。ぼくと女子高生たちは直線だった。

カフェモカをテーブルに置き、BOSE QuietComfort3 ノイズキャンセリングヘッドホン をセットして『センスメーキング・イン・オーガニゼーションズ』 を読み始めた。ノイズキャンセリングはスタバの雑音を消した。ただ、人の声は鮮明に耳に入ってくる。しょうがない。

本を読み始めてすぐに、後ろの女子高生から冒頭の言葉が聞こえてきた。耳を欹ててたわけじゃないから、前後の脈絡を知らない。だけど、声だけで判断するとさわやかで衒いのない言い回しだった。妙に心に残った。もし、笑顔でこれを言ったとしたらステキだなぁ。

「勝ちとった」という表現を否定する大人はいるかもしれない。ぼくはそんな大人を激しく嫌う。大嫌い。揚げ足を取るより自分の高校生時代をふりかえり羨ましかった。そんなフレーズが口から出た記憶はない。スタバで素敵なフレーズをさらりと話せる女子高生をすばらしいって震えた。その行為そのものへ敬意を払った。できれば、後ろへ振り返り参加したかったけど、そんなことしたら全力でスルーされる(笑)

あなたたちの努力を聞いてみたい、と欲望し、あなたたちの価値を自分へインストールしたい、と切望し、あなたたちの勝ちとるという感性を理解したい、と希望した。

ぼくはもっともっと努力しなければならない。