どこにいる

琵琶湖

現実は、おれの気高い性格にとってあまりにもとげとげしいのだが、ーそれでもおれは、青灰色の大鳥となってわが奥方の館にいて、天井の刳り型めがけて飛び立ったり、夕闇のなかで翼を引きずったりしていた。

『ランボー全詩集』 アルチュール ランボー P.376 イリュミナシオン ボトム

2005年、ある事件が起きた。うろ覚えだけど、この頃を前後して子どもの安全へ強く配慮されるようになったのかなぁと受け止めた。報道を目にしたとき、犯人が捕まって欲しいと願っていた。とにかくはやく。この事件は、その後が気になって定期的にネットを巡回していた。理由は自分でもわからない。とにかく記憶に残った。

昨年、あるブログの記事を読んで寒気がした。メディアはこういったデリケートな情報を拙速に報道できない、と考えたけど、どこかのマスコミは調べているのだろうか。連続なのか、まったく異なる事件が偶然起きたのか。数年おきに限定された地域で。

今日、東浩紀の渦状言論でアップされた記事にも同じ内容が書かれている。東氏も驚かれているご様子。

いまどこにいる? 一人か? あるいは別々の存在か?