3サイズを知る

ハートのホットケーキセット

3サイズといっても、売上・費用・利益の3つです。

写真のホットケーキは、セットで500円。セットは、ヨーグルト、果物(バナナ1/3, リンゴ1/4, ミカン1/2)、ドリンク。ホットケーキセットの大きさは直径20cm超。ふんわりしておいしい。だから原価が心配です。利益のサイズ。

現場を知らない人は、「1,000円の売上でも1,200円の費用ならマイナス」って時折口にする。コレ、9割的を射て、1割はずしている。その1割がキク。顎や側頭部を高速で殴打されたような感じ。

ホットケーキセットのお店は、売上の最大化を「経験」しなければならない。ご主人一人で切り盛りできる売上。1時間に6人いや、5人が限度かも。

すると、500円×5 = 2,500円

それに、2,500円×8H = 20,000円

こんなに話はうまくない。それに、対応できない。そうやって、取らぬ狸の皮算用をしなければ、「サイズ」がわからない。

最大というと語弊がありますね。いや、間違っています。正確には適正。まず、サイズを知らなければならない。9号の人が15号の服を着れられるか。可能ですけど 😎

そして、適正サイズで支払う経費はいくらか? 固定費と変動費に分別。自分のサイズに合致した売上と経費。それからようやく「何を削られるか」を吟味して、利益の最大化を模索する。

「1,000円の売上でも1,200円の費用ならマイナス」と口にする人は、利益に着目しているけど、それは目先の利益。加えて、B/Sというか、資金管理、いや、文学的に言うなら、「事業を継続するための投資」をカウントしていない。継続するための経費じゃない。投資。可処分所得から引き出される資金。あっ、借入金が算入されると話はもちろん別。

投資は、顧客を獲得するための攻撃的な経費。固定費と変動費は、事業を維持(もしくはゆるやかに衰退)する守備的な経費。守備的な経費を削減したところで、そこから攻撃的な経費を捻出できない(だから削減は無駄とリンクさせないで)。食費を削減して携帯電話の通信を払っているかのよう。

典型的なパターンは、開業して守備的な経費を削減してなんとか利益を捻出したけれど、15年経過したとき、設備投資する資金が手元に乗っていなかったなんて。まぁ、そんな典型的なパターンは、もうないでしょう。それに、「借りればいい」わけで。そうやって、借入金が増えていく組織をいくつも目にしてきた。500万円借りて、100万返済して、資金が枯渇して600万借りる。あとは…..。

コスト削減は「現場」と「理論」のバランスだ、と僕は思う。現場の方々の「日常」からあふれ出たムダ・ムラ。それに、誰かが、会計と財務の「理論」を説明する。その視点からもう一度「日常」を見直す。理論と言うと、「簡単な話を難しく話す」人がいるから要注意。反対ですから。

「現場」と「理論」のバランスを体感できれば頷ける。「1,000円の売上でも1,200円の費用ならマイナス」がテンプルを打ち抜いたことを。

みなさんの3サイズは?

ちなみにワタクシは、91-70-86です 😆

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