体重の増減とコスト削減

寂寥感

昨年、ある会社との打ち合わせの時にコスト削減について伺った。その会社は設備や事務費を見直している。簡略すれば、「社内を充実させるコストより社外けのコスト」を優先しているとの由。コピー代を削減できれば、その分を広告費へ投入する。場合によっては、削減したコスト以上に投下している時もあるとか。

専門家じゃないので是非を判断できない。顧客を獲得しようとする姿勢に共感した。社内をミニマムサイズのコスト運用に切り替え、資金繰りが健全な時にマーケティングへ投入する。資金繰りが悪化してからでは遅い。

その話を頭に残して自分の身の回りへ目を転じたとき、体重の増減がリンク。昨年末のジムでの話。運動を始める前にいつもどおり血圧を測ろうとしたら、大きな計測器が置いてあった。150cm(H)×50cm(W)×40-50cm(D)ほどかな。

スタッフの方に尋ねると、(体脂肪を測定できる)家庭用体重計より精確に測定できるらしい。精度は500倍以上。PCと直結して、体重・体脂肪はもちろん、その他数値を算出する(専門的で理解できない)。医療機関に置いてある精密機械みたいなものかと想像しながら説明を聞いていた。

測定してもらえるとのこと。さっそく機械に乗り、両足を揃えて、左右の手に金属の物質を握った。”カラダスキャン”の姿勢。驚いた。筋肉の量やタンパク質、それにB.W.Hまでスキャンした。自分の測定結果より2Dをどうやって3Dに変換したのか知りたかった。

測定結果は、下半身の筋肉不足。上半身は平均より上。腹筋と腕立て伏せをしているためか、上半身はまったく問題ないとのこと。予想通りだった。ただ、下半身の衰えはまずい。筋肉の70%は下半身にあり、血液を送るポンプの役割を果たしている。ポンプの機能低下は上半身にばかり血液が回ってしまう。

どうしてこの話がコスト削減につながるかというと、測定結果を説明してくださったスタッフの言葉が強く残った。

「平均より痩せています。なので、このまま維持していただくのも大切ですが、下半身の筋肉を鍛えて、筋肉で体重を少し増やしましょう」

社内コスト(=脂肪)を削減できたのはよかった。内向きのコストを削減できたけど、それだけだと、縮小しかない。外向きのコスト(=筋肉)、いわば、元気でいられる源を獲得しなければならない。僕の体重は56.0kg。平均はおそらく58-59kgあたりだと思う。2kg削減できたから、今度はその分、筋肉で2kg増やしたい。

設備投資は必要。一方で、持つという意味を吟味する機会も必要。「削減」と「所有」、そして、獲得のための「攻撃的コスト」、それを冒頭の方から教わった。