翳りゆく部屋

はじめて聞いたのはいつ? たぶん11,12歳ごろ。パイプオルガンの音が聞こえてきてびっくりした。どきどきした。何かかが始まると。大人になって少し単語を覚えた今、「素敵な曲」や「幻想的な音」なんて陳腐な表現を思いつく。

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窓辺に置いた 椅子にもたれ
あなたは 夕陽見てた
なげやりな別れの気配を
横顔に ただよわせ
二人の言葉は当てもなく
過ぎた日々をさまよう
振り向けば ドアの隙間から
宵闇が しのび込む
どんな運命が 愛を遠ざけたの
輝きは戻らない 私が今死んでも

一人の女性がこの曲をカバーした。大人になってあの頃と違う震えが来た。

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何を表現する? 何を表現したい? 何を表現できる? 表現って? 読みたての本をオウム返しするなんて表現じゃない。絶叫。絶句。絶望。混沌。独尊。滅私。矛盾。