マネジメントなんて関係ない

13日の土曜日、三ノ宮へ打ち合わせに行く。話しすぎた、質問する側に徹しないと、と会話を頭の中で再構成して反省。成長しない自分に呆れる。自覚より強い認識を自分にもたらさないと修正できそうにない。問題の根本を考える。14:00から打ち合わせをはじめ、17:00に終了して失礼する。帰りに、いつもの餃子の店へ。

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メニューは餃子だけ(ジャジャメンがあるけど)。シンプル。写真の暖簾の前に3人家族が一組待っていた。その後ろに並ぶ。10分くらいして振りかえると30人以上が並んでいた。びっくりした。しばらしくして店に入ってさらに吃驚。空席のテーブルがちらほら見える。と思っていたら、外で待っていた人がどっと狭い店に入ってきた。

そして3度目のビックリ。四人席に二人で座ったり、カウンターに三人で座ったりとめちゃくちゃ。相変わらずなところがおもしろい。効率とは縁がないのだろう。でも、ひっきりなしに客が入ってくるし、注文している内容を聞いていれば、儲かってるのは火を見るよりも明らか。

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自然に感動することが不自然であるように、効率よく経営したいために取り組んだ行為が、非効率だなんてこともある。方法を追求してタスクを増やした結果、最初よりも酷くなる。一見、忙しくなったように見えるけど、それは「過程」を増やしたからで、「成果」をひとつも出していなかったり。マネジメントや経営というタームに惑わされない集団の仕草が、傍目には無駄と映っても、「無駄」の概念が違うだけかもしれない。焼餃子と水餃子を食べながら、視線は客と店内と厨房を往来した。

三ノ宮へ戻る途中、元町線路下のアメリカンワッフルのお店に入った。甘い物に目がない。よほど気をつけないとマズイ。日頃は摂生しているけど、何かの拍子に糸が切れるとこうなる。ここも、店内はほどほどに人がいた。週末の19:30頃、こういうお店に人がいる。理由があるはず。レジの前の席に座って食べていると、テイクアウトを注文する若い人たちがやってくる。

餃子と同じ。マネジメントなんて関係ない。だけど、理由はある。その理由を追及する姿勢が、小さな集団の経営かと思う。