数字からイメージを描く

明日は午前から出発して、午後のミーティングに参加。テーマは数字。ちょっぴりトークをまかされている。そこ(歯科医院)は生まれ変わる。院長先生が決断した。新しい歯科医院の誕生にむけて、プロジェクトを立ち上げた。プロジェクトを立ち上げるにあたり、まず院長先生とスタッフ(1名)と私で数字を決めた。数字は数値+文字だと思う。

以下、一般論ではなく極論。

歯科医院の収入は単価×来院数で算出される。さらに他業種と違い、単価は決まっている。来院数は医院の容積で決まる。だから単価×来院数を計算して、目標収入に達しなければどうなるか? 残りは自由診療で補填しなければならない。シンプルだ。だけど内情は複雑。それは「待つ」という変数が数式に代入されるから。

単価×来院数=総収入 < 目標収入 → 単価×来院数+自由診療=総収入 = 目標収入

でも、来院数は限界値。そこで保険の来院数を減らして自由診療の来院数を調整する。加えて自由診療だと単価を自由に定められる(定められるから難しい)。そうやって数合わせをしたら、「時間」をどうするかという問題が生じる。保険診療と自由診療の時間。受付のアポイント。チェアーの運用。そうやって時間と空間の調整をしても最後に待たなければならない。

数字は「数と文字」から成り立っている。数を算出してそれを文字にすれば、「差異」が認識できる。差異を認識させてくれる数は

  • 1人あたりの点数
  • 1日の点数
  • 1チェアー単位の点数
  • 1歯科衛生士の点数
  • 1日の来院数

などなど。院内のあらゆる数値データを収集する。P/Lの総収入から分解する。これ以上分解できない単位にまで。そうすれば、達成しなければならない数値との差異が認識できる。その差異を文字にすれば、「数字」になる。

数字にしたらイメージを描く。何を描くか?

それが問題。