YouTubeがAPIを開放

日本が著作権問題の泥沼に突入している間に世界は先へ。著作権にまつわる利害関係のふるまいを眺めていると同じ時代の所作なんだろうかと不思議な気分。

YouTubeがAPIを拡張すると発表。

Google’s YouTube just announced that it is expanding its API to allow more direct access to the service. The updates to the API allow developers deeper access into YouTube for video uploading, and allow “chromeless” players, or players without the traditional YouTube interface and branding associated with it.

via: YouTube, once just a destination, is becoming a service too | Tech news blog – CNET News.com

“chromeless”がミソ。クロムは「見掛けが良くて人を引き付けるが、システムの性能向上にはほとんど(または全く)つながっていない機能」らしいので、それをlessするんだって。ようは「つながる」わけですね。今まで、「投稿ビデオを閲覧するサイト」だったけど、これからは、「投稿ビデオを閲覧するサイトを提供するプラットフォーム」へ。

見当違いのたとえでいうなら、いままでひとつの路線しかなかった駅に、よその会社(しかも全国の会社)の車両が乗り入れてくるような。

じゃぁ、どうつながるか?

たとえばYouTubeのあのインターフェースを利用しなくていいわけで。自分で作成するなり、よりクールでユーザビリティなUIを提供できる。ビデオを再生する機能をぶっこぬいてくるわけだから。

たとえば、「ええ、これっていいの?」とツッコミたくなる便利な音楽ストリーミングサービスがある。SONGZA。ずいぶんお世話になってる。

We’ve already seen a few apps that use YouTube without advertising it. The music streaming service Songza (review), for example, is essentially an interface into the audio portion of YouTube’s database.

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YouTubeのオーディオ機能だけをデーターベースから抽出したインターフェース。new soulと入力すればストーミングしてもらえたり。日本語もOK :[

ものすごい勢いで映像の「あちら側」は進化してます。

参考記事