健康も「あちら側」へ

Wiiフィット プラス(バランスWiiボードセット)

「身体」と「名前」の情報を「あちら側」へもっていく。抵抗感を持つ人もいるはず。でも市場へのプッシュと健康のニーズがマッチして医療がフィットすればすごい時代がやってきそう :[

Wiiフィットの人気を眺めてみても、「健康を楽しむ」雰囲気にあるのかも。

米Googleは米国時間2008年2月28日,開発中のオンライン医療情報管理サービス「Google Health」の詳細について発表した。同サービスは,ユーザーがオンラインで自分の医療情報を収集,保存,管理できるようにする。[…]

Google Healthでは,病院や医療サービス機関など,外部との相互運用が可能なプラットフォームを採用している。このためユーザーはカルテ,処方履歴,検査結果といったデータを自動的に取り込み,Google Health上でアクセス,管理できる。将来はサービスやツールを強化し,診察予約や処方せんの発行依頼などにも対応する予定。

via:Google,Webで医療情報を管理できる「Google Health」の詳細を発表:ITpro

すごい。「自分の医療情報」を「あちら側」へ持って行き、このサービスが機能すれば

  • 数値から「献立」を提供
  • 数値から「トレーニング」を立案
  • カルテをあちら側に、医療現場でダウンロードしてデコード(医院側の電子カルテ一元化じゃなくて個人がカルテを管理する権利をもつ)
  • 処方箋をあちら側に、薬局でダウンロードしてデコード(…なんて面倒なことしなくても自宅から発行依頼して郵送してもらえる)
  • 上記に関するありとあらゆるサービスの広告をプッシュ(食材,トレーニング,ダイエット,薬,コンタクトレンズ…..)

妄想ははてしなく 🙂

といっても日本の医療現場とネットワーク社会にインストールできるかというとことはそう簡単じゃないと思う。本国のアメリカでも医療は受け入れるのかどうか。

それでもやっぱり、「ありとあらゆる」というスタイル、そこにスピリッツを感じる。

これから登場する本邦の10代の天才やまだ見ぬアントレプレナーは、「それがあたりまえ」のところにやってくるわけだから(言語障壁をクリアして)「健康」を提供する新機軸を海外で展開するんだろうなぁ。