Wi-Fiの時代 サイトは何を提供するのか?

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先月、WIRELESS GATEに加入した。ヨドバシカメラオリジナルプランなので月額380円。この先、ずっと月額380円かどうかわからないけどとりあえずヨシとして。アクセスポイントは近くならマクドナルド。京都駅や大阪駅なら「たくさん」。もう十分デス、私はこれで。PC, Apple iPod touch, ニンテンドーDS Lite, PSP…などから接続OK。

一方、アメリカでもキタ。

AT&T,今春よりStarbucks店内で無線LAN接続サービスを提供:ITpro

Starbucksの商品を購入できるプリペイド・カード「Starbucks Card」の所有者は2時間まで無料でWi-Fiサービスを提供する。同カードを持たない顧客は,2時間3.99ドルで接続できる。また,月額料金19.99ドルを支払えば,Starbucks店内のほか,空港,McDonald’sや書店チェーンのBarnes & Noble店内など,AT&Tが世界89カ国7万カ所で展開するホットスポットを利用できる。

月額料金$19.99なり。高いのか安いのかアメリカのインフラを知らないのでわからない。でも、方向はWi-Fiに。確か新幹線の中で無線LANを割り当てて利用できるサービスを総務省が計画しているような。日本中のテレビが地デジに入れ替わる頃にはドラえもんが待ち受けているのではと。「つながっている」ことが標準になったときサイトは何を提供すればいいのかな。

シックス・アパート、中小事業者向けにHP構築を支援する「おまかせパック」

今回新たに提供されるおまかせパックは、Webサイトの構築・運用ツールとしてTypePadを活用するために必要な機能やディスク容量を提供するTypePad ビジネスクラスのエントリーレベル「スモールビジネス」(5ユーザー)をベースに、各種設定サービスをバンドルしたサービスパック。同パックを利用すれば、起業後すぐにホームページを立ち上げたい小規模法人・個人事業者や、自らコンテンツの更新を行いたい企業の担当者が、TypePadを利用してホームページを簡単に作成することができる。

価格は、初年度は63,000円(5ユーザー)から。次年度以降は25,200円。お安いのぉ。シックス・アパート曰く

「通常のホームページ作成に比べ、大幅にコストを抑えることができる」

だって。

「クソ、おいらの食い扶持をむしり取りやがって」の口汚く罵ったり、ムキーっとなりません。というか相手にもされないし。なにより「その頃」まで事業が持っているかどうかもわからん。いまや無料でブログを立ち上げられる。ただ、なんというか体裁を整えてそれなりにスタートしたいなら利用する手もある。私なら「積極的」に利用をすすめる。

「何を」デザインするか

小規模法人や個人事業主は「コンテンツ」をもっている。ただ、それを伝える手段を持ってなかった。デザインできなかった。ずいぶん減ったと思うけど、一昔前なら、「カッコイイデザイン」と言う人はいた。今もいるだろうけど。デザインってそういう意味で使うのもアリだし、違った意味で使うのもアリ。「デザイン」を追求したら強く思う。要諦は「デザイン」の多義性を依頼者と制作者が「踊り場」まで歩み寄れるかどうか。

ただ、「コンテンツ」を持っている = アクセス数が見込める → 潜在顧客の増加といえば、皮算用かと。

おすすめするのは、「デザインしてくれる人」に価格を払ったほうがこれからはイイと思います。インフラやサイト制作の手段はどんどん安価になってるし敷居も下がる一方。そんなところにリソースかけるより「デザインとアイデアと実行力」に資金を投下したほうが得策。なんならご自身でスタートするのもいイイ。ただ、それはそれで「メタ」な問題もあったり。

認知と統合

そういえば尊敬するお客さまの言葉が印象に残った。

私が歯周病のページを作ろうとすればどうしても医者のページになる。だからシンクセルさんに忌憚のない意見を聞きたい。

意訳してますが。この主体と客体のズレを「認知」して「統合」するプロセスは独りでやるのはツライ。

まずはスタートして売れた余剰資金を「カッコイイ」サイトに投入してみるのも急がば回れで吉だったり。