運が良かったと言える日が

ラリー・キングがポール・ニューマンとのインタビューで「成功した秘訣は何か?」と尋ねたとき、ニューマンはこう答えたという。

「何らかの分野で成功した人間が”運が良かった”と言わなければ、その人物は嘘つきだ」

麻生太郎外相がポスト安部についてコメントしている

次期自民党総裁選への出馬の意思を質問された麻生氏は「健康が続けばというのが一つ。二つ目は、わたしのような性格を時代が求めるかだ」と説明。その上 で、「これから先はめぐり合わせなど、運があるかだ。焦っても始まらないから、与えられた仕事を頑張りたい」と述べ、当面は職務に専念して安倍晋三首相を 支える考えを強調した。

昨年、何かの記事で読んだ(うろ覚えなのでご了承を)。今の総理大臣が若い頃、「安部君、君はいずれ総理の椅子に座るのだから、今はほかの人にゆずりなさい」と上から忠告され、(大臣か何かの)ポストをゆずったという話。この話が事実なら”敵”を作らなかったかわりに”確信”したのだろう。

“確信”は予定調和と馬が合う。かたや何が起こるかわからないのが”運”。そこに「構え」の差異が生じるのではないか。