セカンドライフのテロ

あちら側の立ち居振る舞いについて、私は楽観的なんですけど、セカンドライフのなかで「核攻撃」まで登場したなんて目にすると、ちとフリーズしてしまう。

セカンドライフ解放軍(SLLA)は06年後半、マーシャル・ケーヒルを名乗るアバターを中心に結成された。SLLAのウェブサイトによれば、彼らの要求はシンプルだ。「すべてのアバターに参政権を与えよ」。セカンドライフは現在、開発企業であるリンデン・ラボの政治的独裁下にあり、「(独裁に対する)唯一の手段は戦うこと」などと主張している。

核攻撃以外にも性犯罪が激化。それに対して

「児童ポルノやレイプなど性的暴力の表現、その他、他人に多大な不快感を与えるコンテンツは決して許されない」

との声明を発表。確か「現実」の警察が出動するはず。 現実は難解、仮想は単純みたいな図式を望むほど石部金吉ではない。とはいえ、”希望”や”意志”っつうのですかね、プリミティブなワーディングの濃度が高くなってほしい。

「現実」の国内に目をむけて隠喩を振り絞ると、政治と報道、対立しているようでそうでもない。合わせ鏡のようにふるまう。

「現実」と「仮想」、願わくば合わせ鏡ではなく、未知の言葉が創造される空間であってほしい、ってか、ああ、わかんなくなってきた。