少し営業を。あなたのウェブサイトが数年前に製作されたものならリニューアルしてみませんか?という話(あっ、”つい最近”でも心当たりがあれば)。ソードフィッシュのセリフが象徴している。
人は目で見て耳で聞いた事を信じる。 思い込みだよ。
ウェブ界隈はBlogを筆頭にCMSが定着した。ウェブを利用したマーケティングも様変わりしつつある(Web2.0とかよばれたり)。
それらのトレンドにつられてデザインも変わった。典型的なブログデザインとか情報系CMSなど、以前ならあまり採用されなかった構造。
- カテゴリーやタグを採用することで、情報の構造が「縦と横」のマトリックスになりユーザーを導きやすくなった
- 左上のロゴをクリックするとHOMEに戻ったり、上部のグローバルナビゲーション(絶対位置)によって直感的に操作しやすい
ほかにもいくつかの要素はあるけど割愛。
とにかくユーザーは検索サイト経由で訪問したとき、そのサイトがWeb2.0的なデザインなら「目で見て耳で聞いた事を信じて思い込ん」でしまう。無意識に「ああ、今風ね」とスイッチがはいってマウスを数年前なら想定していないスペースへ動かす。思い込んでいるから一連の動作に気づかない。でも、パンくずリストや検索窓、タグ・カテゴリーを知らず知らずに探している。
今時S30やセリカXXやパンダトレノが街中をかっとんでいたら多少の違和感を覚える(私は痺れる)。畢竟、少し前のデザインだとナビゲーションにとまどったりするかもしれないし、古い情報かもなんて誤解を与えかねない。
もちろんテンプレートしておくと、「中身がない」サイトは論外です。
リニューアルの利点はほかにも
- 情報構造をはじめから再設計し直す
- XHTMLで適切にマークアップして、CSSで表現し、検索サイトとの親和性を高める
- サイトのコンテンツを再構築する(放置状態の情報を検証)
などなどがあったり(なかったり…..んなわけない、まともなディレクターなら)。
サイトをアウトプットの集積地として位置づけるなら、知を暗黙から表出させる投資と換算していただければ多幸です。
エッ?費用対効果はって?
そ、そ、それはお会いしたとき、わたくしの無用の饒舌にのっていただければ体感していただけるかと…..。