HTMLは簡潔で正確に

CSS Zen Garden Book―Webデザインのベストプラクティスに学ぶ、CSSクリエイティブ・テクニック (Web Designing BOOKS)

CSS+XHTMLでサイトを制作するようになっての悩み。それは、クライアントに「Simple is bestとDesignのバランス」を理解してもらうこと。もちろん自分のスキル向上が最優先ではあるけど。

CSS+XHTMLで制作するとき、私のデザインはクールやスタイリッシュやキュートからほど遠い。見た目が「のっぺり」している。クライアントは満足しない。葛藤の最中、SEO SEM Technique vol.1に次の解説が付されていた。

「簡潔で正確にHTMLを記述することは、ほかの検索エンジンに対しても有効な施策になり得ますが、特にLive Searchは簡潔で正確なHTMLを好むようです」 P.077

Live Searchにアクセスしてヘルプを確認すると該当するFAQが以下。

整形式の HTML コードのみを使用してページを作成します。すべてのタグに終了タグが存在すること、およびすべてのリンクで正しい Web ページが開くことを確認します。リンク先のないリンクがサイトに含まれている場合、MSNBot がそのサイトに関するインデックスを効率的に作成できないため、ユーザーはサイトに含まれる一部のページを見ることができなくなります。

これらを理解しているクライアントは少ない。いや、理解を求めるのも無理無体な話。

CSS+XHTMLを採用するメリットは二つ(他にもあるけどとりあえず)。

  1. 検索エンジンとの親和性を向上させる
  2. 文書構造と視覚表現を分離させる

1.検索エンジンとの親和性を向上させる

CMS(Content Management System)が代表的。Wikipediaが検索の上位にヒットする理由を読めばなるほどだ。

2.文書構造と視覚表現を分離させる

Zen Gardenをご覧ください。このトップページとこれが同じ文章構造だと言えば驚きませんか?
両者の違いは、視覚表現を変更してそれをCSSで制御しているだけ。だから、サイトのリニューアルも容易だし、ユーザービリティにもすばやく対応できる。

他方、HTMLを簡潔に書いた上で洗練されたサイトを制作するのはむずかしい。より視覚表現を作り込む技術が求められる。Zen GardenのDesign Listにあるようなサイトはどれでも視覚表現に力を入れている。

クライアントには2.の理解を

CSS+XHTMLは万能ではない。できることとできないことが峻別される。そのあたりの理解を今後も地道に求めつつ、自分の腕をあげるしかないか。